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2026.05.30追い焚きと足し湯、どちらが経済的?ガス代・水道代・電気代を徹底比較
追い焚きと足し湯、どちらが経済的?ガス代・水道代・電気代を徹底比較
お風呂のお湯が冷めたとき、「追い焚き」と「足し湯」のどちらを利用していますか?どちらも浴槽のお湯を温める方法ですが、実は仕組みやかかる費用が異なります。
「追い焚きのほうが節約になると聞いた」
「足し湯のほうが早く温まる気がする」
「結局どちらがお得なの?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
給湯器の交換やメンテナンスを行う現場でも、お客様から頻繁に質問を受けるテーマです。
この記事では、追い焚きと足し湯の違いから、ガス代・水道代・電気代の比較、家族構成別のおすすめ方法、光熱費を節約するコツまで詳しく解説します。
追い焚きと足し湯の基本的な違い
まずは、それぞれの仕組みを理解しましょう。
追い焚きとは
追い焚きとは、浴槽のお湯を給湯器へ循環させ、再加熱して浴槽へ戻す機能です。
浴槽内のお湯を捨てることなく温度だけを上げるため、多くの家庭で利用されています。
追い焚き配管が設置されている給湯器であれば、ボタン一つで設定温度まで自動的に温めることが可能です。
特徴
- 水を追加しない
- お湯を再利用できる
- 温度管理が簡単
- 節水効果が高い
足し湯とは
足し湯は、高温のお湯を浴槽へ追加することで全体の温度を上げる方法です。
追い焚き機能がない給湯器でも利用できるため、古い給湯設備でも実施できます。
特徴
- 高温のお湯を追加する
- 湯量が増える
- すぐに温度を上げられる
- 水道代が発生する
なぜ経済性が気になるのか
近年はガス代・電気代・水道代の上昇が続いています。
特に給湯にかかるエネルギー消費は家庭全体の中でも大きな割合を占めています。
一般的な家庭では、
- 給湯:約25〜30%
- 冷暖房:約20〜30%
- 照明:約10%
程度のエネルギーを使用するといわれています。
つまり、お風呂の使い方を見直すだけでも年間数千円から数万円の節約につながる可能性があります。
追い焚きのメリット
1. 水道代を節約できる
追い焚きは既存のお湯を再利用します。
新しいお湯を追加しないため、水道料金が発生しません。
たとえば毎日20Lの足し湯を行う家庭では、
20L × 365日
年間約7,300Lもの水を使用することになります。
これは決して小さな数字ではありません。
2. 環境にやさしい
水資源の節約につながるため、環境負荷を軽減できます。
SDGsへの関心が高まる中で、節水は重要な取り組みの一つです。
3. 温度調整が簡単
最新の給湯器では自動追い焚き機能が搭載されています。
設定温度を維持できるため、いつでも快適な入浴が可能です。
4. 家族が多い家庭に向いている
家族が順番に入浴する場合、追い焚き機能があると便利です。
最後の人でも快適な温度で入浴できます。
追い焚きのデメリット
1. ガス代がかかる
当然ですが、お湯を温めるためにはエネルギーが必要です。
冷めたお湯を再加熱する際にガスを消費します。
2. 大きく冷めたお湯は効率が悪い
例えば、
40℃ → 38℃
程度なら効率的ですが、
40℃ → 25℃
まで下がっている場合は大量のエネルギーが必要になります。
3. 配管の清掃が必要
追い焚き配管には汚れが蓄積します。
定期的な洗浄を行わないと衛生面で問題が生じる可能性があります。
足し湯のメリット
1. 短時間で温度を上げられる
高温のお湯を直接投入するため、追い焚きより早く温まることがあります。
2. 追い焚き機能がなくても利用可能
古い給湯器でも実践できます。
3. お湯が入れ替わる
新しいお湯が加わるため、衛生面で安心感があります。
足し湯のデメリット
1. 水道代が発生する
追加した分だけ水道料金がかかります。
2. ガス代も発生する
追加するお湯は給湯器で温めています。
つまり、
- 水道代
- ガス代
両方が必要です。
3. 湯量が増えすぎる
何度も足し湯をすると浴槽がいっぱいになります。
最終的にあふれてしまうこともあります。
実際の費用を比較してみよう
ここでは一般家庭の浴槽200Lを想定します。
ケース1
40℃のお湯が38℃まで下がった場合
必要な熱量は比較的少ないため、
追い焚きの方が安く済むケースがほとんどです。
ケース2
40℃のお湯が30℃まで下がった場合
追い焚きに必要な熱量が大きくなります。
この場合は足し湯との差が小さくなります。
ケース3
翌日まで放置した場合
ほぼ水に近い状態です。
ここまで冷めると、
- 足し湯
- 全交換
の方が合理的な場合があります。
家族構成別のおすすめ
一人暮らし
おすすめ:足し湯よりも都度入浴
長時間保温すると無駄が多くなります。
夫婦二人暮らし
おすすめ:追い焚き
数時間以内なら追い焚きが経済的です。
4人家族
おすすめ:追い焚き
家族が続けて入浴するため効率が高くなります。
二世帯住宅
おすすめ:状況による
入浴時間が大きく離れる場合は足し湯や入れ替えも検討しましょう。
エコジョーズならさらにお得
近年人気の高効率給湯器「エコジョーズ」は排熱を再利用します。
従来型と比較すると、
- ガス使用量を削減
- CO₂排出量を削減
- 光熱費を節約
できます。
追い焚きを頻繁に利用する家庭では特にメリットがあります。
エコキュートの場合はどうなの?
エコキュートは電気でお湯を作ります。
深夜電力を利用できるためランニングコストが安くなります。
そのため、
追い焚き機能を活用した方が経済的になるケースが多いです。
光熱費を節約する5つのコツ
1. 家族の入浴時間を近づける
最も効果的な方法です。
2. 浴槽のフタを閉める
熱損失を大幅に減らせます。
3. 保温シートを活用する
ホームセンターなどで安価に購入できます。
4. 給湯温度を見直す
必要以上に高温設定にしないことが重要です。
5. 古い給湯器を交換する
10年以上使用している給湯器は効率が低下している場合があります。
給湯器の寿命と交換時期
一般的な給湯器の寿命は10〜15年程度です。
次の症状がある場合は注意しましょう。
- お湯の温度が安定しない
- エラー表示が頻発する
- 異音がする
- 水漏れがある
- 着火しにくい
故障してから交換すると数日お湯が使えなくなる場合があります。
早めの点検がおすすめです。
よくある質問
Q. 追い焚きは不衛生?
適切に配管洗浄を行えば問題ありません。
市販の洗浄剤で定期的なメンテナンスを行いましょう。
Q. 毎日お湯を入れ替えるべき?
衛生面を重視するなら毎日がおすすめです。
ただし光熱費とのバランスも考慮しましょう。
Q. 追い焚きと足し湯を併用してもいい?
もちろん可能です。
少し温度を上げたい時は追い焚き、大きく冷めた時は足し湯と使い分けるのが効率的です。
まとめ
追い焚きと足し湯を比較すると、一般的には追い焚きの方が経済的です。
特に、
- 数時間以内の温め直し
- 家族が連続して入浴する家庭
- エコジョーズやエコキュートを使用している家庭
では高い節約効果が期待できます。
一方で、翌日まで放置して大きく冷めたお湯を温め直す場合は、足し湯やお湯の入れ替えの方が効率的なケースもあります。
光熱費を節約するポイントは、「お湯を冷まさないこと」です。浴槽のフタを閉める、家族の入浴時間をまとめる、給湯器を適切にメンテナンスするなど、日々の工夫で年間の給湯コストを大きく削減できます。
