エラー対処法
2025.06.07Panasonicエコキュート エラーコード「H83」が表示された原因と対処法について

パナソニックエコキュートの「H83」エラーコードは、**「水位窓の設定に異常がみられます」**という内容を示しています。具体的には、3分以内に浴槽の水位設定ができない場合にこのエラーが表示されます。
考えられる原因
H83エラーが発生する主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 水位センサーの不具合・故障: 浴槽の水位を検知するセンサー自体が故障している可能性があります。長年の使用による劣化や、内部的な故障が考えられます。
- 配管の詰まりやエアー噛み: 浴槽への給湯経路や循環経路にゴミや水垢が詰まっている、または配管内に空気が溜まってしまっている(エアー噛み)可能性があります。これにより、正常に水が流れない、または水位が正しく検知できない状況になります。
- 配管の接続不良や施工不良: 新設時や配管工事後に、配管の接続が不十分であったり、誤った接続がされている場合に、水が正常に流れないことがあります。
- 制御基板の故障: 水位センサーからの信号を処理するエコキュート内部の制御基板に異常が生じている可能性も考えられます。
- 浴槽の栓の閉め忘れ・緩み: 基本的なことですが、浴槽の栓がしっかり閉まっていないと、お湯が溜まらず水位が上がらないため、このエラーが出ることがあります。
対処法
H83エラーが発生した場合、以下の対処法を段階的に試してみてください。
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浴槽の栓をしっかり確認する:
- まず、浴槽の排水栓が確実に閉じているか確認してください。もし緩んでいる、または開いている場合は、しっかりと閉め直してください。
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エコキュートの電源リセット:
- エコキュートの電源ブレーカー(貯湯ユニット本体にある漏電遮断器、または分電盤のエコキュート専用ブレーカー)を「OFF」にし、1分程度待ってから再度「ON」に戻してください。一時的なシステムエラーであれば、これで解消することがあります。
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配管のエアー抜き:
- 給湯栓からお湯を出すことで、給湯配管内のエアー抜きができる場合があります。
- また、風呂配管のエアー抜きは専門的な知識が必要な場合もあるため、無理に行わず、下記5の専門業者への依頼を検討してください。
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風呂循環口の清掃:
- 浴槽内の風呂循環口(湯張り口)のフィルターやカバーにゴミや水垢が詰まっていると、湯張りが正常に行われないことがあります。取扱説明書を参照して、風呂循環口を清掃してみてください。
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専門業者への依頼:
- 上記すべての対処法を試してもH83エラーが解消されない場合は、水位センサーの故障、配管の深刻な詰まり、制御基板の故障など、専門的な修理が必要な可能性が高いです。
- この場合、パナソニックの修理ご相談窓口、またはお買い上げの販売店に点検・修理を依頼してください。
専門業者に依頼する際のポイント
- エコキュートの機種名と型式名を控えておきましょう。
- **エラーコード「H83」**が表示されていることを伝えてください。
- いつから、どのような状況でエラーが発生したかを具体的に説明できるように準備しておきましょう。
- 試した対処法(電源リセットや栓の確認など)も伝えると、スムーズな対応につながります。
- エコキュートの保証期間内か確認しましょう。保証期間内であれば無償修理の対象となる可能性があります。
その他
- エコキュートは精密な機器であり、電気と水を扱うため、ご自身での分解や無理な修理は危険です。必ず専門知識を持った業者に依頼してください。
- 設置から10年以上が経過しているエコキュートの場合、経年劣化による部品の故障が考えられます。修理費用が高額になる場合は、買い替えも検討する時期かもしれません。
H83エラーは、お湯張りができなくなり、日常生活に支障が出る可能性がありますので、早めに適切な対処を行うことが大切です。
Panasonic修理ご相談窓口
フリーダイヤル 0120-872-150
パナソニック エコキュートのエラーコード
エコキュートのエラーコードについて詳しく知りたい場合は、以下のPDFファイルが参考になります。
- 異常表示一覧表:https://www2.panasonic.biz/ideacontout/TOL/TOL00000007/TOL0000000797_FILE_ecocute_errorcode.pdf
このPDFファイルには、各エラーコードの意味や、考えられる原因、対処方法などが詳しく記載されています。
その他、エコキュートに関する情報を探す方法
- パナソニックお客様ご相談センターへ問い合わせ: お手持ちのエコキュートの機種名やエラーコードを伝えて、詳しい状況について問い合わせてみましょう。
- 家電量販店や設置業者に相談: 購入店や設置業者に相談することで、より具体的なアドバイスを受けることができます。
エコキュートに関する情報を探す際のポイント
- エラーコードを正確に把握する: エラーコードを正確に確認することで、より適切な情報を得ることができます。
- 機種名や設置年式を伝える: エコキュートの機種名や設置年式を伝えることで、よりピンポイントな情報を得ることができます。
- 症状を詳しく説明する: エラーコードだけでなく、どのような状況でエラーが発生したか、どのような症状が出ているかなどを詳しく説明することで、より的確なアドバイスを受けることができます。
ご自身で解決できない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
さらに詳しい情報が必要な場合は、以下のような情報を教えていただけると、より的確なアドバイスができます。
- お使いのエコキュートの機種名:
- 発生しているエラーコード:
- エラーが発生した時の状況:
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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免責事項: この情報は、一般的な情報提供を目的としたものであり、個々の状況に合わせたアドバイスではありません。正確な情報や適切な対応については、必ずパナソニックお客様ご相談センターまたは専門業者にご相談ください。