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エラー対処法

2024.08.13

三菱エコキュート エラーコード「E20」が表示された原因と対処法について

三菱エコキュートのE20エラーは、高圧保護装置の異常を示すエラーです。このエラーが発生すると、ヒートポンプの動作が停止し、給湯ができなくなります。E20エラーは、システムの保護のために表示されるものであり、原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。

E20エラーの原因

  1. 冷媒の不足 冷媒が不足している場合、ヒートポンプ内の圧力が異常になり、高圧保護装置が作動します。冷媒はシステム内の熱を運搬する役割を持っているため、不足が生じると効率が低下し、高圧状態になることがあります。
  2. 冷媒漏れ 冷媒が漏れている場合も、システム内の圧力が正常に保たれなくなります。漏れは配管の劣化や損傷、接続部分の不具合などが原因で発生します。冷媒が漏れると、ヒートポンプは正常に動作せず、E20エラーが表示されることがあります。
  3. フィルターの詰まり ヒートポンプのフィルターが詰まっていると、冷媒の流れが妨げられ、圧力が上昇します。フィルターは定期的に清掃や交換が必要で、詰まりが生じると冷却効率が低下します。
  4. コンプレッサーの異常 コンプレッサーが正常に動作しない場合、圧力が異常に高くなり、E20エラーが発生することがあります。コンプレッサーはエコキュートの重要な部品であり、劣化や故障が原因で圧力が正常に管理されない場合があります。
  5. 温度センサーの不具合 ヒートポンプ内の温度センサーが故障していると、実際の温度と異なるデータを制御基板に送信し、高圧保護装置が作動することがあります。センサーの不具合は、異常な温度データを引き起こし、システムが過熱する原因となります。

E20エラーの対処法

  1. 電源リセット エコキュートの電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れることで、システムの一時的な不具合が解消される場合があります。リセット後にエラーが消える場合もありますが、再発する場合はさらなる調査が必要です。
  2. 冷媒の点検 冷媒の量が不足していないか、専門業者による点検を依頼します。冷媒が不足している場合は補充を行い、漏れが発生している場合は修理が必要です。
  3. フィルターの清掃・交換 フィルターが詰まっている場合は、適切に清掃または交換を行います。フィルターは冷媒の流れを妨げないように定期的なメンテナンスが必要です。
  4. コンプレッサーの確認 コンプレッサーに異常が見られる場合は、専門業者に点検を依頼します。異常な音がする、過熱している場合などは、早急に対応が必要です。
  5. 温度センサーの点検 温度センサーが正常に動作しているか確認します。異常があれば交換が必要です。センサーの不具合は、システムの動作に大きく影響を与えるため、迅速な対応が求められます。
  6. 制御基板の点検 制御基板に異常がある場合もE20エラーの原因となることがあります。基板の故障が疑われる場合は、専門業者に依頼して点検を受けることが重要です。

まとめ

三菱エコキュートのE20エラーは、高圧保護装置の異常を示します。主な原因としては、冷媒の不足、冷媒漏れ、フィルターの詰まり、コンプレッサーの異常、温度センサーの不具合が考えられます。対処法としては、電源リセット、冷媒の点検、フィルターの清掃・交換、コンプレッサーや温度センサーの点検、制御基板の確認が有効です。エラーが解消しない場合は、専門業者に依頼して詳細な点検と必要な修理を行うことが重要です。定期的なメンテナンスを行うことで、E20エラーの発生を未然に防ぐことが可能です。

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