エラー対処法
2024.08.13三菱エコキュート エラーコード「E17」が表示された原因と対処法について
三菱エコキュートのE17エラーは、ヒートポンプの温度センサー異常を示すエラーです。このエラーが発生すると、ヒートポンプの動作が停止し、給湯が行えなくなるため、迅速な対処が必要です。E17エラーは、温度センサーが正常に機能しないか、外部温度が異常に高いまたは低い場合に表示されます。
E17エラーの原因
- 温度センサーの故障 ヒートポンプに取り付けられている温度センサーが故障すると、正しい温度データが取得できなくなります。この場合、センサーを交換する必要があります。
- 接続不良 温度センサーと制御基板との接続が緩んでいる場合、正確な温度情報が送信されず、E17エラーが発生します。接続不良は、配線の劣化や腐食が原因で起こることがあります。
- 温度センサーの汚れ 温度センサーが汚れていると、周囲の温度を正確に測定できず、エラーが発生することがあります。定期的にセンサー部分を清掃することが重要です。
- 外部温度の異常 外部温度が極端に高いまたは低い場合、ヒートポンプが正常に動作できず、E17エラーが表示されることがあります。この場合は、温度が通常範囲に戻るのを待つ必要があります。
- 制御基板の異常 温度センサーからのデータを処理する制御基板に不具合がある場合も、E17エラーが表示されることがあります。基板の故障が疑われる場合は、専門業者による点検が必要です。
E17エラーの対処法
- 電源リセット エコキュートの電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れることで、システムの一時的な不具合を解消できる場合があります。リセット後にエラーが消えれば、問題は解決した可能性がありますが、再発する場合は他の原因を調査する必要があります。
- 温度センサーの点検 温度センサーの状態を確認します。センサーに異常が見られる場合は、専門業者に依頼して交換してもらう必要があります。センサーが正常であれば、次のステップに進みます。
- 接続の確認 温度センサーと制御基板との接続が正常であるかを確認します。接続部分が緩んでいる場合は、しっかりと接続し直します。腐食が見られる場合は、接続部を清掃し、再接続します。
- 温度センサーの清掃 温度センサーが汚れている場合は、適切に清掃します。センサーの周りに埃や汚れが付着していると、正しい温度測定が行えません。注意して清掃を行い、正常な状態に戻します。
- 外部環境の確認 外部温度が異常な場合、温度が通常範囲に戻るまで待ちます。極端な気象条件下では、システムが自動的に保護モードに入ることがあります。この場合は、しばらく様子を見ることが必要です。
- 制御基板の点検 制御基板に異常がある場合、専門業者に依頼して点検を行います。基板の故障が疑われる場合は、修理または交換が必要です。
まとめ
三菱エコキュートのE17エラーは、ヒートポンプの温度センサー異常によって発生します。主な原因としては、温度センサーの故障、接続不良、センサーの汚れ、外部温度の異常、制御基板の不具合が考えられます。対処法としては、電源リセット、温度センサーの点検、接続の確認、センサーの清掃、外部環境の確認、制御基板の点検が有効です。エラーが解消しない場合は、専門業者に依頼して詳細な点検と必要な修理を行うことが重要です。定期的なメンテナンスを行うことで、E17エラーの発生を未然に防ぐことが可能です。