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2026.01.12DAIKINエコキュート 凍結予防 完全解説
DAIKINエコキュート 凍結予防 完全解説
1. エコキュートが凍結する理由
エコキュートは以下の3要素を屋外に持つため、冬季に凍結リスクがあります。
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ヒートポンプユニット(屋外機)
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貯湯タンクと接続配管(給水・給湯・追い焚き)
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水が滞留する部位(減圧弁、逃し弁、配管の曲がり部)
水は0℃で凍結しますが、配管内部は風・放射冷却の影響で外気温より低くなることがあり、
気温が −3℃〜−5℃程度でも凍結事故が発生します。
2. ダイキンエコキュートの標準凍結防止機能
2-1. 自動凍結防止運転(ヒートポンプ側)
多くのダイキン製エコキュートには、以下の自動機能が搭載されています。
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外気温が一定以下になると
→ 循環ポンプを自動運転 -
ヒートポンプ内部に微量の熱を与え
→ 熱交換器の凍結を防止
重要ポイント
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この機能は電源が入っていることが前提
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ブレーカーOFFでは機能しない
2-2. 配管凍結防止ヒーター
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給水・給湯・追い焚き配管の一部に
**電気ヒーター(凍結防止帯)**を内蔵または外付け -
気温低下時に自動通電
注意
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施工状況により全配管がヒーター対象でない場合あり
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露出部が多いと凍結リスク上昇
3. ユーザーが必ず行うべき基本設定
3-1. 冬季は「電源を切らない」
凍結トラブルで最も多い原因がこれです。
やってはいけない例
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節電のため主電源OFF
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ブレーカーを落とす
正解
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使わなくても
→ 電源ONのまま
消費電力はごくわずかで、
修理費(数万円〜十数万円)と比べると圧倒的に安価です。
3-2. 追い焚き配管の凍結防止
追い焚き配管は特に凍りやすい部位です。
推奨設定
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就寝前に
→ 浴槽に循環口より5cm以上の水を残す -
入浴後すぐに排水しない
これにより、
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追い焚き配管内に水が循環
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凍結防止運転が有効に働く
4. 気温別・具体的な凍結対策
4-1. 0℃前後(軽度)
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電源ON
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浴槽に水を残す
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通常使用で問題なし
4-2. −5℃前後(注意)
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浴槽の水を必ず残す
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給湯を1日に数回使う
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配管露出部に保温材確認
4-3. −10℃以下(要警戒)
寒冷地や強い放射冷却時は追加対策が必要です。
推奨追加対策
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夜間に少量の給湯を行う
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屋外配管に
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保温材+防水テープ
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その上から断熱シート
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風よけ(簡易囲い)
5. 長期不在時(旅行・帰省)の正しい対応
5-1. 冬以外
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「沸き上げ休止」
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水抜きは不要
5-2. 冬季(凍結地域)
ダイキンが推奨する基本は以下の2択です。
方法①:電源ONのまま通水
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電源ON
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水道開栓
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浴槽に水を残す
→ 最も安全
方法②:完全水抜き(上級者向け)
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給水元栓を閉める
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水抜き栓を開放
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配管・タンク内の水を排出
注意
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手順ミス=破損リスク
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取扱説明書厳守
6. 凍結しやすい場所と重点対策
6-1. 凍結しやすい部位
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北側設置
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風当たりが強い
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床下から露出している配管
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断熱材の劣化・ズレ
6-2. 実践的対策
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保温材の継ぎ目を再施工
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防水テープで隙間封止
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発泡ウレタン補修
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凍結防止帯の後付け
7. 凍結してしまった場合の対処法
7-1. 絶対NG行為
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熱湯をかける
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ドライヤー直当て
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バーナー使用
→ 配管破裂の原因
7-2. 正しい解凍方法
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電源OFF
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自然解凍を待つ
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ぬるま湯をタオル越しにかける
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水漏れ確認後に通水
異音・エラーが出た場合は
即メーカーまたは施工店へ連絡
8. エラー表示と凍結の関係(ダイキン)
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給湯不可
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追い焚き不能
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水が出ない
これらは凍結が原因のことがありますが、
無理な再起動は避けるのが原則です。
9. よくある誤解
誤解①「凍結防止機能があるから放置でOK」
→ 電源OFFでは無効
誤解②「雪が積もる方が危険」
→ 実は放射冷却の晴天夜が最も危険
誤解③「タンクは凍らない」
→ 配管が凍れば給湯不可
10. まとめ(最重要ポイント)
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冬は電源を切らない
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浴槽に水を残す
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配管の保温を確認
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長期不在時は通水 or 正式水抜き
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凍結時は無理に解凍しない
これらを守ることで、
DAIKINエコキュートの凍結トラブルはほぼ防止可能です。
