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エラー対処法

2024.08.14

三菱エコキュート エラーコード「C29」が表示された原因と対処法について

三菱エコキュートのC29エラーは、ヒートポンプの過負荷による保護動作に関連するエラーです。エコキュートはヒートポンプを使って外気から熱を取り込み、その熱でお湯を作る仕組みですが、ヒートポンプが過負荷状態になるとシステムが自動的に停止し、C29エラーが表示されます。ヒートポンプの保護機能が働く理由は、外部や内部の要因によって正常な動作が妨げられた場合です。このエラーは早急な対処が必要です。

C29エラーの原因

  1. フィルターや熱交換器の汚れ エコキュートの外部ユニットにあるフィルターや熱交換器が汚れていると、空気の流れが妨げられ、冷却が不十分になります。その結果、ヒートポンプが過負荷状態となり、C29エラーが発生します。特に外部ユニットが屋外に設置されているため、ホコリや落ち葉、泥などで汚れることが多いです。
  2. 外気温が極端に高いまたは低い エコキュートのヒートポンプは外気温を利用して熱を作り出しますが、外気温が非常に高い場合(特に夏場)や低い場合(厳冬期)、効率が落ちてヒートポンプに負担がかかることがあります。そのため、外気温が原因で過負荷が発生し、エラーが表示されることがあります。
  3. ファンの故障や異常動作 ヒートポンプの冷却ファンが正常に動作していない場合、冷却効果が低下してヒートポンプが過熱し、C29エラーが発生します。ファンが回っていない、異音がする、またはファンの回転が不規則な場合、故障や摩耗が疑われます。
  4. 冷媒の不足または異常 冷媒が不足していたり、冷媒回路に問題があったりすると、ヒートポンプが効率よく熱を作り出せなくなり、負荷が増大してエラーが発生します。冷媒の不足は漏れなどによるもので、システムの性能に大きな影響を与えます。
  5. コンプレッサーの不具合 ヒートポンプのコンプレッサーは冷媒を圧縮して熱を生成する重要な役割を担っています。コンプレッサーが故障すると冷媒の流れが正常に維持できず、過負荷状態となってエラーが発生することがあります。

C29エラーの対処法

  1. エコキュートのリセット まず最初に、エコキュートの電源を一度切り、数分待ってから再度電源を入れてリセットを試みます。これにより、システムの一時的な不具合が解消される場合があります。リセット後もエラーが表示される場合は、次の対処法を試します。
  2. 外部ユニットの清掃 エコキュートの外部ユニット周りを確認し、フィルターや熱交換器にホコリや汚れ、ゴミがたまっていないか確認します。汚れが目立つ場合は、フィンブラシやエアダスターを使って清掃を行い、空気の流れを確保します。また、ユニットの周りに障害物がないか確認し、十分な風通しを確保することも重要です。
  3. 外気温に配慮する 外気温が非常に高い日や低い日には、ヒートポンプに負担がかかることが予想されます。可能であれば、外気温が穏やかな時間帯にエコキュートを稼働させるように調整することが効果的です。設置場所の変更や、遮蔽物を設けることで、ヒートポンプの効率を改善することも検討できます。
  4. ファンの確認 ヒートポンプのファンが正常に動作しているか確認します。ファンが回っていない場合や、異常な音がする場合は、ファンモーターの故障やベアリングの摩耗が考えられます。この場合、修理や交換が必要となります。
  5. 冷媒の点検 冷媒が不足している、または漏れが疑われる場合は、専門の技術者に依頼して冷媒量の確認や漏れ点検を行ってもらいます。冷媒の充填や回路の修理は高度な技術が必要なため、自分で行わずに業者に任せることが推奨されます。
  6. コンプレッサーの点検 コンプレッサーに異常がある場合は、専門業者による点検と修理が必要です。異常な音や振動が確認された場合、コンプレッサーが原因でエラーが発生している可能性があります。

まとめ

三菱エコキュートのC29エラーは、ヒートポンプが過負荷状態になった際に発生するエラーです。原因としては、フィルターや熱交換器の汚れ、外気温の影響、ファンの故障、冷媒の異常、コンプレッサーの不具合などが考えられます。まずはリセットを試し、外部ユニットの清掃やファンの点検を行い、それでも解消しない場合は専門業者に点検・修理を依頼することが推奨されます。定期的なメンテナンスが、エラーの発生を防ぎ、エコキュートの長寿命化に繋がります。

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