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エラー対処法

2024.08.14

三菱エコキュート エラーコード「C26」が表示された原因と対処法について

三菱エコキュートのC26エラーは、ヒートポンプの低圧保護機能が作動した際に表示されるエラーです。これは、冷媒の低圧異常が発生したことを示しており、冷媒圧力が通常よりも低くなると、システムを保護するために運転が停止します。このエラーは、冷媒回路やシステム全体に問題がある可能性を示しており、早急な対処が求められます。

C26エラーの原因

  1. 冷媒の不足 冷媒が不足している場合、ヒートポンプが十分な圧力を維持できず、C26エラーが発生します。冷媒が不足する原因としては、冷媒の漏れや配管の損傷が考えられます。漏れがある場合、冷媒が徐々に減少し、圧力が低下してエラーが発生します。
  2. 冷媒回路の詰まり 冷媒が流れる回路に詰まりが発生すると、冷媒の流れが阻害され、正常な圧力を保てなくなります。この結果、低圧保護機能が作動し、C26エラーが表示されることがあります。詰まりはフィルターやバルブ、配管内の異物によって引き起こされることが多いです。
  3. コンプレッサーの不具合 ヒートポンプ内のコンプレッサーは、冷媒を圧縮してシステムに必要な圧力を供給する重要な役割を担っています。コンプレッサーが正常に動作していない場合、冷媒の圧力が低下し、C26エラーが発生します。コンプレッサーの摩耗や故障、電気的なトラブルが原因となることがあります。
  4. 膨張弁の異常 膨張弁は冷媒の流れを調整する役割を果たしていますが、異常があると冷媒の流量が不適切になり、圧力が低下します。これにより、C26エラーが発生する可能性があります。
  5. 低外気温 寒冷地や冬場に外気温が非常に低いと、ヒートポンプが効率よく作動できず、冷媒の圧力が低下することがあります。この場合、C26エラーが表示されることがあり、外気温の影響が原因と考えられます。

C26エラーの対処法

  1. エコキュートのリセット まず最初に行うべきは、エコキュートの電源を一度切り、数分間待ってから再度電源を入れるリセット操作です。これによって一時的なシステムのエラーがリセットされ、エラーが解消する場合があります。ただし、再発する場合はさらなる対処が必要です。
  2. 冷媒漏れの確認 冷媒不足が疑われる場合、冷媒の漏れが原因でないか確認することが重要です。冷媒の漏れは素人では対処できないため、専門業者に依頼して点検してもらいます。冷媒の量が適正でない場合は、適切な量に補充してもらう必要があります。冷媒の漏れが見つかった場合は、漏れの箇所を修理することが不可欠です。
  3. 冷媒回路の詰まり点検 冷媒回路に詰まりがある場合、冷媒の流れが滞るため、専門業者による詳細な点検と修理が必要です。フィルターや配管内にゴミや異物が詰まっていないか確認し、必要に応じて清掃や部品の交換を行います。
  4. コンプレッサーの点検 コンプレッサーの不具合が疑われる場合は、専門業者に依頼してコンプレッサーの動作を確認してもらいます。異音や振動がある場合、コンプレッサーが正常に作動していない可能性があります。コンプレッサーが故障している場合、交換が必要になることがあります。
  5. 膨張弁の点検 膨張弁に異常があると冷媒の流量が適切に制御できなくなるため、専門技術者に依頼して膨張弁の点検と修理を行います。膨張弁の調整や交換が必要な場合は、プロの判断を仰ぐことが重要です。
  6. 外気温の管理 外気温が低い場合、C26エラーが発生する可能性があります。この場合、エコキュートの稼働時期を調整したり、設置場所の見直しを検討することが対策になります。寒冷地ではヒートポンプに過度な負担がかからないよう、適切な設置環境を整えることが大切です。

まとめ

三菱エコキュートのC26エラーは、冷媒の低圧異常に関連するエラーであり、冷媒の不足や回路の詰まり、コンプレッサーや膨張弁の不具合などが原因で発生します。まずはエコキュートのリセットを試み、問題が解決しない場合は、冷媒漏れやコンプレッサーの故障、回路の詰まりを専門業者に依頼して点検・修理してもらうことが必要です。定期的なメンテナンスや冷媒の管理が、エコキュートの長寿命化と快適な運転を維持するための重要な対策となります。

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