エラー対処法
2025.12.06コロナエコキュート エラーコード「H30」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「H30」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H30」は、主に**ヒートポンプユニットの高圧圧力異常(高圧異常)**を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニット内で冷媒を圧縮する際の圧力が異常に高くなっている状態を示しており、安全装置が作動して運転を停止しています。
考えられる原因
ヒートポンプユニットの運転に必要な冷媒ガスの圧力が異常に高くなる原因としては、主に以下のものが考えられます。
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冷媒回路内の異常:
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冷媒ガスの過充填: 冷媒ガスが規定量以上に多く入っている(修理・工事直後などに発生する可能性)。
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冷媒回路の詰まり: 内部の熱交換器や配管などに詰まりが生じ、冷媒の流れが阻害されている。
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電子膨張弁などの不具合: 冷媒の流量を制御する部品が正常に動作していない。
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ヒートポンプユニットの吸込・吹出不良:
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吹出口・吸込口の閉塞: ヒートポンプユニットの吹き出し口や吸い込み口が、障害物(段ボール、雪、落ち葉など)で塞がれている。
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ショートサイクル: 吹き出した熱風をすぐに吸い込んでしまい、熱交換がうまくいっていない。
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外気温度が高すぎる:
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非常に外気温度が高い環境下で運転し続けている場合、一時的に高圧異常を検知することがあります。
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ヒートポンプユニット内部部品の故障:
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コンプレッサーの故障: 冷媒を圧縮するコンプレッサー自体に異常が生じている。
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圧力センサーの異常: 圧力を検知するセンサーが故障し、誤った高圧信号を出している。
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対処法
「H30」エラーは、ヒートポンプユニットの心臓部に関わる重要なエラーであり、**お客様ご自身で内部の修理や点検を行うことはできません。**まずは以下の簡単な確認とリセットを試みてください。
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ヒートポンプユニット周辺の確認:
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ヒートポンプユニット(室外機のような見た目の機器)の吹き出し口や吸い込み口に、雪、落ち葉、段ボール、カバーなどの障害物がないか確認し、あれば取り除いてください。
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ユニットが壁や植え込みに近接しすぎていないか確認してください。
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エコキュートの電源リセットを試す:
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エコキュート専用のブレーカーを**「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」**に戻して電源を入れ直します。これにより、一時的な高圧異常の誤検知やシステムエラーが解消される場合があります。
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専門業者に点検・修理を依頼する:
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上記の対処を行ってもエラーが解消しない場合や、頻繁に再発する場合は、内部の部品故障や冷媒回路の異常が考えられます。
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速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
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専門業者への連絡時に伝えること
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エラーコード「H30」が表示されていること。
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ヒートポンプユニット周辺の確認や電源リセットを試したかどうか。
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エコキュートの機種名と型番。
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エラーが発生した時の外気温度や時間帯。
「H30」エラーは、ヒートポンプユニットの重要部品に負荷がかかっている可能性を示しています。放置すると大きな故障につながるため、速やかに専門業者に相談することが重要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
