エラー対処法
2025.11.06コロナエコキュート エラーコード「H22」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート「H22」エラーコードの原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H22」は、ヒートポンプユニット内にある過電流検知回路の異常を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニットが何らかの原因で定格以上の電流を消費している、または電流を検知する回路自体に異常が生じていることを示しています。ヒートポンプは、お湯を沸かすための熱を作り出すエコキュートの心臓部にあたるため、このエラーが発生すると、お湯が沸かなくなります。
考えられる原因
- ヒートポンプユニット内部の部品の異常:
- 圧縮機の故障: ヒートポンプの主要部品である圧縮機(コンプレッサー)が故障し、過大な電流を消費している可能性があります。
- インバータ基板の故障: 圧縮機を駆動するインバータ回路に異常が生じ、過電流が流れたり、電流検知が正常にできなくなったりしている可能性があります。
- ファンモーターの故障: 稀ですが、ヒートポンプのファンモーターに負荷がかかりすぎている場合や、故障している場合にも関連するエラーとして検知されることがあります。
- 電源電圧の異常:
- 一時的にエコキュートに供給される電源電圧が不安定になったり、異常に高くなったりした場合にエラーが表示されることがあります。
対処法
「H22」エラーは、ヒートポンプユニットの心臓部に関わる電気的なエラーであり、お客様ご自身で解決できる可能性は極めて低いため、専門業者による点検・修理が必須となります。
- 電源リセット(最終確認として):
- ブレーカーを「OFF」にする: エコキュート専用のブレーカーを「OFF」にします。
- 数分待つ: 5分程度待ってから、再度ブレーカーを「ON」に戻します。
- 確認: エラーが消えて、沸き上げ運転が再開されるか確認します。
- 注意: この方法で一時的にエラーが消えても、すぐに再発する場合は内部部品の故障が濃厚です。
- 専門業者に点検・修理を依頼する(推奨される対処):
- 電源リセットで改善しない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、修理を依頼してください。ヒートポンプユニットの分解や電気的な診断は、専門知識と資格が必要です。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H22」
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された時期
- 試した対処法(例:ブレーカーリセットの結果)
その他
- 保証期間の確認: ヒートポンプユニットは主要部品であり、本体の保証期間とは別に「機器保証」や「冷媒系統の延長保証」が設定されている場合があります。保証書を必ず確認してください。
- 経年劣化: エコキュートの使用年数が長い(一般的に10年以上)場合、部品交換ではなく本体の買い替えを検討した方が費用対効果が高いケースもあります。修理見積もり時に、その点も相談してみましょう。
「H22」エラーは、お湯を沸かす機能の停止を意味しますので、放置せずに速やかに専門業者に依頼してください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
