エラー対処法
2025.10.20コロナエコキュート エラーコード「H10」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「H10」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H10」は、主にヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)の過電流を検知した場合に表示されます。
圧縮機は、エコキュートが空気中の熱を取り込んでお湯を沸かすための、心臓部とも言える非常に重要な部品です。「H10」エラーは、この圧縮機に通常以上の大きな電流が流れていることを示しており、ヒートポンプユニットの深刻な異常を意味します。
考えられる主な原因
- 圧縮機自体の故障:
- 圧縮機内部の電気回路やモーターが故障し、過大な電流が流れている可能性があります。これは、経年劣化や部品の寿命によるものが一般的です。
- 電子回路(インバーター基板)の故障:
- 圧縮機を駆動するための電流を制御しているヒートポンプユニット内のインバーター基板が故障し、圧縮機に誤った制御信号や過大な電流を流している可能性があります。
- 冷媒系統の異常:
- 冷媒(熱を運ぶガス)が漏れて不足している、または冷媒系統に詰まりが生じている場合、圧縮機に過度な負担がかかり、過電流の原因となることがあります。
- 電源電圧の異常:
- 稀なケースですが、エコキュートに供給されている電源電圧が不安定であったり、異常に高くなったりしている場合にも発生することがあります。
対処法
「H10」エラーは、ヒートポンプユニットの心臓部に関わる重大な故障を示しているため、お客様ご自身での対処は非常に困難であり、危険が伴います。
- 電源リセットを試す(一時的な誤作動の場合):
- エコキュートのブレーカー(通常は分電盤内、またはエコキュート専用のブレーカー)を一度「OFF」にし、約10分程度待ってから再度「ON」に戻します。
- これにより、一時的な電気的ノイズや誤作動によるエラーがリセットされ、稀に正常に戻ることがあります。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もエラーがすぐに再表示される場合、またはリモコンにエラーコードが表示されたままの状態の場合、速やかに専門業者に連絡してください。
- 連絡先は、お買い上げの販売店、またはコロナサービスセンターです。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておきましょう。
- **エラーコード「H10」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクやヒートポンプユニットの側面に記載されています)
- エラーが表示された時期と状況
- 試した対処法(例:電源リセット)
その他と注意点
- 絶対に自分で分解しない: ヒートポンプユニット内部には高電圧の部分があり、また冷媒ガスが充填されているため、感電や怪我、冷媒ガスの漏洩につながる危険があります。
- 使用年数: エコキュートの寿命は一般的に10年~15年とされており、特にヒートポンプユニットの寿命は早めにくることがあります。設置から年数が経過している場合は、修理費用と買い替え費用を比較検討することをおすすめします。
- 保証期間: 保証書を確認し、保証期間内であれば無償修理を受けられるか確認してください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
