エラー対処法
2025.10.19コロナエコキュート エラーコード「H09」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H09」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H09」は、主にヒートポンプユニットからの通信異常を検知した場合に表示されます。
これは、お湯を沸かす役割を担うヒートポンプユニットと、お湯を貯める**貯湯ユニット(本体)**との間で、電気的な信号(通信)が正常に行われていない状態を示します。
考えられる原因
- 通信線の接続不良・断線:
- ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを繋ぐ通信ケーブルが、何らかの原因で緩んでいる、外れている、または断線している可能性があります。
- 設置時の接続不良や、小動物によるかじりなど、外部要因による損傷も考えられます。
- ヒートポンプユニットの制御基板故障:
- ヒートポンプ側の制御基板が故障し、通信信号を正しく送受信できなくなっている可能性があります。
- 貯湯ユニット(本体)の制御基板故障:
- 貯湯ユニット側の制御基板が故障し、ヒートポンプからの信号を正しく受け取れなくなっている可能性があります。
- 一時的な通信エラー:
- 雷やノイズ、瞬時停電など、外部の電気的な影響により、一時的に通信が途絶えた可能性があります。
対処法
「H09」エラーは、お客様ご自身で解決できるケースは少ないですが、まずは以下の簡単なリセット操作をお試しください。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- 貯湯ユニット(本体)または分電盤にあるエコキュート専用の**ブレーカーを「OFF」**にします。
- そのまま5分から10分程度待ちます。(これにより、内部のシステムがリセットされます。)
- 再度ブレーカーを「ON」に戻し、エラー表示が消えたか確認します。
- このリセットでエラーが解消すれば、一時的な通信エラーだった可能性が高いです。
- 配線の外観を確認する(可能な場合のみ):
- 貯湯ユニットとヒートポンプユニットを繋いでいる配線に、目視で確認できるような明らかな損傷(断線、外れ、被覆の破れなど)がないか確認します。ただし、絶対に配線に触れたり、自分で接続し直したりしないでください(感電の危険があります)。
エラーが解消しない場合
電源リセットを試しても「H09」エラーが再表示される場合は、通信ケーブルの損傷や基板の故障など、専門的な修理が必要な可能性が高くなります。
速やかに、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「H09」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載)
- エラーが表示された時期と状況(例:朝起きたら、急に、など)
- 試した対処法とその結果(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 保証期間の確認: エコキュートの保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。
- 経年劣化: 使用年数が長い場合(特に10年を超えている場合)は、基板の故障などの可能性が高く、修理費用が高額になる場合や、他の部品も続けて故障するリスクがあるため、買い替えも視野に入れる必要があります。
「H09」エラーは、エコキュートの心臓部であるヒートポンプとの連携異常を示すため、放置せず専門家による診断を受けることが重要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。