エラー対処法
2025.10.16コロナエコキュート エラーコード「H07」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H07」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H07」は、主にヒートポンプユニット側の異常を示しており、具体的には**圧縮機保護のための停止(吐出温度過昇など)**を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニットの心臓部である圧縮機が高温になりすぎたり、過剰な負荷がかかったりして、システムが安全のために運転を停止した状態です。
考えられる主な原因
- 冷媒系統の異常:
- 冷媒不足: 冷媒ガスが漏れている場合、圧縮機が空回りするような状態になり、吐出温度が異常に上昇することがあります。
- 冷媒回路の詰まり: 冷媒の通り道に詰まりが生じると、圧力バランスが崩れ、圧縮機に過負荷がかかることがあります。
- ヒートポンプユニット周辺の空気の循環不良:
- 吹出口・吸込口の閉塞: ヒートポンプユニットの周りに障害物(段ボール、雪、雑草など)があり、熱交換に必要な空気の吸い込みや吐き出しが妨げられている。
- 設置場所の温度上昇: 特に夏場などに、ヒートポンプユニットの設置場所が高温になりすぎている。
- ヒートポンプユニット内部部品の故障:
- 圧縮機自体の故障: 圧縮機内部の機械的な摩耗や電気的な故障。
- 吐出温度センサーの故障: 温度を検知するセンサー自体が故障し、誤って高温を検知している。
- ファンモーターの故障: ユニット内のファンが正常に回転せず、冷却ができていない。
- インバーター基板の故障: 圧縮機の運転を制御する基板の故障。
対処法
- 電源リセットを試す(一時的なエラーの場合):
- エコキュートの専用ブレーカーを一度「OFF」にし、約1分~5分程度待ってから、再度「ON」に戻します。
- これで一時的なシステムエラーやノイズによる誤作動がリセットされ、エラーが解消する場合があります。
- ヒートポンプユニット周辺を確認する:
- ヒートポンプユニットの吸込口(裏側や側面)と吹出口(正面)が、障害物で塞がれていないか確認し、塞いでいるものがあれば取り除きます。
- 特に雪の多い地域では、雪が積もって吸込口を塞いでいないか確認してください。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 上記の対処を行ってもエラーが解消しない場合や、頻繁にエラーが表示される場合は、内部的な故障が考えられます。
- 冷媒系統の点検や部品交換は専門的な知識と技術が必要なため、必ずお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H07」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された状況(いつ、どのような天気・気温の時など)
- 試した対処法とその結果
「H07」エラーはヒートポンプの核となる部分の異常を示すため、放置せず専門家による診断を受けることが非常に重要です。ご自身でユニット内部を開けたり、修理を試みたりすることは、感電や故障の悪化につながるため、絶対に行わないでください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。