エラー対処法
2025.10.15コロナエコキュート エラーコード「H06」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H06」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H06」は、主にヒートポンプユニット側の異常を示しており、具体的には圧縮機保護停止または圧力スイッチの異常が原因として考えられます。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を取り込んでお湯を沸かすエコキュートの心臓部です。「H06」エラーが表示されると、お湯が沸かせなくなり、給湯機能が停止する可能性があります。
考えられる原因
- 高圧圧力スイッチの作動(圧縮機保護停止):
- 冷媒ガスの過充填または不足: 冷媒ガスの量が適切でないと、圧縮機に過度な負担がかかります。
- 空気の循環不良: ヒートポンプユニット周辺に障害物があり、吸込口や吹出口が塞がれていると、熱交換がうまくいかず、内部圧力が高くなりすぎることがあります。
- 配管の詰まりや異常: ヒートポンプユニットとお湯が流れる配管のどこかに詰まりや異常があり、冷媒サイクル内で異常な圧力が発生している。
- 圧縮機本体の故障: 圧縮機自体の電気的または機械的な故障。
- 低圧圧力スイッチの作動(冷媒漏れなど):
- 冷媒ガスの大幅な漏れ: 冷媒が大幅に不足すると、冷媒サイクル内の圧力が下がりすぎてエラーを検知します。
- 一時的な過負荷:
- 寒冷地などで外気温が極端に低い、または極端に高い運転条件が続いた場合に、保護装置が作動することがあります。
対処法
「H06」エラーは、内部部品の故障や冷媒回路の異常が原因であることが多いため、お客様ご自身で完全に解決することは困難です。 以下の簡単な確認とリセットを試した後、専門業者に連絡してください。
- ヒートポンプユニット周辺の確認:
- ヒートポンプユニット(室外機)の周りに、吸込口や吹出口を塞ぐようなもの(雪、落ち葉、段ボール、カバーなど)がないか確認してください。障害物があれば取り除き、十分なスペースを確保してください。
- 電源リセットを試す:
- 貯湯タンク側のブレーカー(分電盤とは別にあることが多い)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的な電気的な誤作動がリセットされ、エラーが解消されることがあります。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットを行ってもエラーが解消しない、またはすぐに再発する場合は、ヒートポンプユニット内部の深刻な問題が考えられます。
- お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、点検と修理を依頼してください。冷媒回路の修理や圧縮機の交換には専門資格が必要です。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H06」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された時の外気温や天候(寒かったか、暑かったかなど)
- ご自身で試した対処法(周辺の確認、電源リセットなど)
その他
- 保証期間: ヒートポンプユニットの重要部品(圧縮機など)は、メーカーの長期保証期間が設定されていることが多いです(5年〜10年)。保証書を確認してください。
- 設置状況: 冬季に雪が積もりやすい場所では、雪が原因でエラーが出る場合があります。積雪対策が必要です。
「H06」エラーは、ヒートポンプユニットの異常を示すため、放置せず速やかに専門家による診断を受けることが重要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。