エラー対処法
2025.10.13コロナエコキュート エラーコード「H05」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H05」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H05」は、ヒートポンプユニット側の異常を示すエラーで、具体的には**圧縮機保護のための停止(吐出温度過昇など)**を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニットの心臓部である圧縮機が、何らかの原因で過剰に高温になったり、高負荷がかかったりしたため、システムが安全のために運転を停止した状態です。
考えられる主な原因
- ヒートポンプユニット周辺の異常:
- 吹き出し口・吸い込み口の目詰まり: ヒートポンプユニットの吸気口や排気口が、落ち葉、ゴミ、雪などで塞がれていると、熱交換がうまく行えず、圧縮機が過熱する原因となります。
- 周辺の高温: ヒートポンプユニットが直射日光の当たる場所や、熱源の近くに設置されている場合、周囲の温度が高くなりすぎて保護機能が働いた可能性があります。
- 送風ファンモーターの異常: ヒートポンプユニット内のファンが正常に回らず、熱交換が滞っている可能性があります。
- 冷媒系統の異常:
- 冷媒ガスの過不足: 冷媒ガスが漏れて不足している、または逆に多すぎる場合、圧縮機に無理な負荷がかかり、吐出温度が異常に上昇することがあります。
- 配管の詰まりや狭窄: 冷媒が循環する配管に詰まりや狭くなっている箇所があると、流れが悪くなり、圧縮機が過熱することがあります。
- 圧縮機自体の故障:
- 圧縮機本体の内部的な故障や、吐出温度を検知するセンサー(サーミスタ)の異常などが考えられます。
対処法
まず、お客様ご自身で確認・対処できる簡単なことから試してください。
- ヒートポンプユニット周辺を確認・清掃する:
- 吸い込み口と吹き出し口: ヒートポンプユニットの吸気口と排気口が、ゴミ、落ち葉、雪、雑草などで塞がれていないか確認し、あればきれいに取り除いてください。
- 周辺の障害物: ユニットの周囲に物が密着していないか確認し、風通しを良くしてください。
- 電源リセットを行う:
- 試運転をリセットするため、エコキュート本体の電源ブレーカーを**一度「OFF」**にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。
- リセット後、エラーが消えれば一時的な異常で、運転を再開する可能性があります。
- 周囲の温度を下げる:
- 炎天下などでヒートポンプユニットが非常に熱くなっている場合は、日陰を作るなどの対策を試みてください。
それでもエラーが解消しない場合
上記の対処法を試しても「H05」エラーが再度表示される、または解消しない場合は、内部部品(冷媒系統、圧縮機、センサー、ファンモーターなど)の故障が考えられます。
このエラーは、冷媒ガスの取り扱いや電気的な知識が必要な専門的な修理となりますので、ご自身で分解したり修理したりすることは絶対に避けてください。
速やかに、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。