エラー対処法
2025.10.11コロナエコキュート エラーコード「H04」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H04」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H04」は、主にヒートポンプユニット側の異常を示しており、具体的には**圧縮機保護のための停止(吐出温度過昇など)**を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニットの心臓部である圧縮機が高温になりすぎたり、過剰な負荷がかかったりして、システムが安全のために運転を停止した状態です。
考えられる主な原因
- 冷媒系統の異常:
- 冷媒不足: 設置時の充填不足や微量の漏れにより、冷媒ガスの量が不足していると、圧縮機に負荷がかかりやすくなります。
- 冷媒回路の詰まり: 冷媒の流れる回路に詰まりが生じると、冷媒がうまく循環せず、圧縮機が過熱することがあります。
- 電子膨張弁の不具合: 冷媒の流量を調整する弁が正常に動作しないと、冷媒の状態が不安定になり、圧縮機が過負荷になることがあります。
- 外気温や設置環境の問題:
- ヒートポンプユニット周辺の通風不良: ユニットの吸込口や吹出口の周りに物が置かれていたり、雑草が生い茂っていたりして、空気の流れが遮られていると、効率よく熱交換ができず、圧縮機が過熱することがあります。
- 高外気温度: 特に夏場など、外気温が極端に高い環境下では、保護機能が働きやすくなります。
- ヒートポンプユニット内の部品故障:
- 吐出温度センサーの異常: 圧縮機から出る冷媒の温度を測るセンサーが故障し、誤った高温信号を出している可能性があります。
- ファンモーターの故障: ユニット内のファンが回らない、または回転速度が遅いと、熱交換がうまく行われず、圧縮機が過熱します。
- 圧縮機本体の故障: 稀ですが、圧縮機本体の不具合や故障の場合もあります。
対処法
「H04」エラーは内部的な問題を示すことが多いため、お客様ご自身での本格的な修理はできません。まずは以下の手順をお試しください。
- ヒートポンプユニット周辺を確認する:
- ヒートポンプユニット(室外機のような見た目の機器)の吸込口と吹出口の周りに、物を置いていないか、ゴミや落ち葉などで塞がれていないかを確認し、あれば取り除いてください。
- ユニット周辺に十分な通風スペースが確保されているか確認してください。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュート専用の**ブレーカーを「OFF」にし、約3分~5分ほど待ってから再度「ON」**に戻します。これにより、一時的なシステムエラーがリセットされ、正常に戻ることがあります。
- 沸き上げ運転を再開する:
- リモコンで沸き上げ運転を再開し、エラーが再発しないか確認してください。
それでもエラーが解消しない場合
電源リセットを試してもエラーがすぐに再発する場合や、沸き上げが全く開始されない場合は、内部部品の故障が濃厚です。
- 絶対にご自身でヒートポンプユニットのカバーを開けたり、分解したりしないでください。感電や部品損傷の危険があります。
- 速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H04」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された時期と状況
- 電源リセットや周辺確認などの試した対処法
「H04」エラーはヒートポンプユニットの重要な保護機能が働いている状態です。放置せずに、速やかに専門業者にご相談ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。