エラー対処法
2025.10.09コロナエコキュート エラーコード「H02」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H02」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H02」は、主にヒートポンプユニットの圧力に関する異常、具体的には「冷媒圧力の高圧異常」を検知した場合に表示されます。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートの心臓部です。その内部で冷媒ガスを圧縮する際に、何らかの原因で冷媒回路内の圧力が異常に高くなると、安全のために運転を停止し、このエラーを表示します。
考えられる主な原因
- 冷媒ガスの過充填:
- 設置工事時や修理時に、冷媒ガスを規定量より多く充填してしまった場合。
- 熱交換器(コンプレッサー側)の詰まりや汚れ:
- ヒートポンプユニットの熱交換器(フィン)にホコリや落ち葉、ゴミなどが付着し、空気の通りが悪くなっていると、熱交換がうまくいかず、冷媒回路内の圧力が上昇することがあります。
- ファンモーターの異常:
- 熱交換器に風を送るファンモーターが故障したり、回転が低下したりしていると、十分な放熱ができず高圧異常となります。
- 冷媒回路内の異常:
- 冷媒の通り道である配管のどこかが詰まっていたり、膨張弁などの冷媒制御部品が故障していたりする場合。
- 高圧側圧力センサーの故障:
- 冷媒圧力を検知するセンサー自体が故障し、実際には高圧でなくても誤って異常を検知している場合。
対処法(お客様でできること)
「H02」エラーは、冷媒回路という専門的な部分の異常を示すため、基本的にご自身で修理や分解はできません。しかし、以下の簡単な確認と対処を試すことで、一時的なエラーや外部要因による問題を解決できる場合があります。
- ヒートポンプユニットの周囲を確認・清掃する:
- ヒートポンプユニット(室外機)の吸込口や吹出口が、植木鉢、雪、段ボールなどで塞がれていないか確認し、障害物があれば取り除いてください。
- 吸込口や吹出口にあるアルミフィン(薄い金属板が並んだ部分)にホコリやゴミが詰まっていないか確認し、あれば掃除機や柔らかいブラシなどで優しく取り除いてください。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュート専用のブレーカーを「OFF」にし、約3分~5分待ってから再び「ON」に戻します。一時的な制御エラーであれば、これで解消することがあります。
それでもエラーが解消しない場合
上記の対処を試してもエラーが再発する場合や、解消しない場合は、冷媒回路や内部部品の故障が濃厚です。
すぐに以下の専門業者へ点検・修理を依頼してください。
- お買い上げの販売店
- コロナサービスセンター
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
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その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。