エラー対処法
2025.10.08コロナエコキュート エラーコード「H01」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「H01」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H01」は、主にヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)の過電流を検知した場合に表示されるエラーです。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を取り込んでお湯を沸かすエコキュートの心臓部であり、その中心となるのが圧縮機です。この圧縮機に設計上の電流値を超える過度な電流が流れたことを検知すると、安全のために運転を停止し、「H01」エラーを表示します。
考えられる原因
- 一時的な過負荷:
- 稀に、起動時や運転中に一時的に大きな負荷がかかり、過電流が流れることがあります。
- 圧縮機自体の故障:
- 電気系統の異常: 圧縮機内部の巻線や絶縁の劣化・損傷などにより、異常な電流が流れている可能性があります。
- 機械的な故障: 圧縮機内部の部品の破損や潤滑不足などにより、回転がスムーズでなくなり、無理な運転をしようとして過電流が発生している可能性があります。
- ヒートポンプユニット制御基板の故障:
- 圧縮機を制御している基板(インバーター基板など)に異常が発生し、適切な電流制御ができなくなっている可能性があります。
- 電源電圧の異常:
- 非常に稀ですが、エコキュートに供給される電源電圧が不安定な場合や、規定値から大きく外れている場合に、過電流と誤検知されることがあります。
対処法
「H01」エラーは、ヒートポンプユニットの重要な部品の異常を示すため、お客様ご自身で解決できるケースは非常に少ないです。専門知識と電気的な点検が必要となります。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュートの専用ブレーカーを一度「OFF」にし、約3分~5分程度待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的な電気的エラーや誤作動がリセットされ、エラーが解消する場合があります。
- しばらく様子を見る:
- 電源リセット後、すぐにエラーが再発しなければ、一時的な過負荷だった可能性があります。しばらく通常運転をさせて様子を見てください。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もすぐに「H01」エラーが再表示される場合は、圧縮機や制御基板など、ヒートポンプユニット内部の深刻な故障が考えられます。
- この場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、専門家による点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H01」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(ヒートポンプユニットの側面に記載されています)
- エラーが表示された時期と状況
- 試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
注意事項
- 絶対に自分でヒートポンプユニットを分解しないでください。 内部には高電圧の部品があり、感電の危険性があります。
- 「H01」エラーは、部品交換や複雑な修理が必要になる可能性が高く、費用も高額になりやすいエラーです。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。