エラー対処法
2025.10.06コロナエコキュート エラーコード「E55」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「E55」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E55」は、ヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)の過電流を検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニットの心臓部である圧縮機に、通常よりも高い電流が流れており、何らかの異常が発生していることを示す深刻なエラーです。
考えられる原因
「E55」エラーが発生する主な原因としては、以下のものが考えられます。
- 圧縮機本体の故障(最も可能性が高い):
- 圧縮機のモーターの焼き付きや内部部品の破損などにより、過大な電流が流れてしまっている状態です。
- インバータ基板の故障:
- 圧縮機を制御しているインバータ基板(電流や周波数を制御する部分)に異常があり、不適切な電流を流している可能性があります。
- 電源電圧の異常:
- 稀ですが、エコキュートに供給される電源電圧が不安定であるか、規定の範囲外になっている場合に発生することがあります。
- 冷媒回路の異常:
- 冷媒(熱を運ぶガス)の詰まりや漏れなど、冷媒回路に大きな異常があり、圧縮機に過度な負荷がかかっている可能性があります。
対処法
「E55」エラーは、ヒートポンプユニットの主要部品に関わる重大なエラーであり、お客様ご自身で解決できる可能性は極めて低いです。感電などの危険も伴うため、絶対にヒートポンプユニットのカバーを開けたり、分解したりしないでください。
行うべき対処法は、以下の1点のみです。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- 貯湯タンク側の漏電ブレーカーと、可能であればヒートポンプユニット側のブレーカーを一度「OFF」にし、約5~10分待ってから再度「ON」に戻します。
- これにより、一時的な電気的ノイズや誤作動がリセットされ、エラーが解消される場合があります。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もすぐに「E55」エラーが再表示される、または解消されない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「E55」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された時期と状況
- 電源リセットを試した結果
その他
- 修理費用と交換: 「E55」は圧縮機またはインバータ基板の交換が必要になることが多く、高額な修理費用が発生しやすいエラーです。
- 使用年数: エコキュートの使用年数が長い(概ね10年以上)場合は、修理費用が高額になること、また他の部品も近いうちに故障する可能性があることを考慮し、修理ではなく本体の買い替えを検討することをおすすめします。
- 保証期間: 保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
「E55」エラーは、エコキュートが熱を作れなくなり、お湯が使えなくなる原因となります。安全のためにも、必ず専門業者にご相談ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。