エラー対処法
2025.10.02コロナエコキュート エラーコード「E52」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「E52」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E52」は、ヒートポンプユニットからの出湯温度が異常に高温になったことを検知した場合に表示されます。
これは、ヒートポンプユニット内で熱交換されたお湯の温度が、通常ではありえないほど高くなり、安全装置が作動した状態を示しています。このエラーが出ると、エコキュートは運転を停止します。
考えられる主な原因
「E52」エラーが発生する原因は、主にヒートポンプユニットの異常運転やセンサーの誤検知です。
- 冷媒回路の異常:
- 冷媒ガスの過充填または不足: 冷媒の量が適切でないと、ヒートポンプが異常に高温で作動することがあります。
- 圧縮機の異常: 冷媒を圧縮する部品(圧縮機)が故障し、異常な発熱や高温運転を引き起こしている可能性があります。
- 膨張弁の異常: 冷媒の流れを制御する膨張弁が適切に機能せず、熱交換が過度に行われている可能性があります。
- 温度センサーの誤検知(ヒートポンプ出湯サーミスタなど):
- ヒートポンプユニット内の出湯温度を検知するサーミスタ(センサー)が故障し、実際にはそこまで高温ではないにもかかわらず、誤って高温と検知している場合があります。
- 水不足や循環不良:
- ヒートポンプユニット内で熱交換を行う際、水(熱媒)の循環が極端に悪い、または水量が不足している場合、熱交換器内で局所的に高温になりすぎることがあります。
対処法
「E52」エラーは、ヒートポンプユニットの心臓部に関わる異常を示すため、お客様ご自身での対応は非常に困難で危険です。すぐに以下の手順で専門業者に連絡してください。
- 電源リセットを試す(応急処置として):
- エコキュートの**ブレーカーを一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」**に戻します。これにより、一時的な電気的誤作動がリセットされ、エラーが解消する場合があります。
- 注意: このリセットで一時的にエラーが消えても、根本的な原因が解消されていない場合はすぐに再発します。再発した場合は、絶対に繰り返しリセットせず、次のステップに進んでください。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットで改善しない、またはエラーが再発した場合は、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、点検と修理を依頼してください。
- このエラーは、冷媒ガスの取り扱いや専門的な部品の交換が必要になる可能性が高いため、ご自身での分解や修理は絶対にしないでください。感電や部品の損傷、高圧ガスの危険を伴います。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな修理受付のために、以下の情報を伝えてください。
- **エラーコード「E52」**が表示されていること。
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載)。
- エラーが発生した時の状況(例:急に、お湯を使っている最中に、など)。
- 試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試した、など)。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
