エラー対処法
2025.10.01コロナエコキュート エラーコード「E51」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「E51」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E51」は、主にヒートポンプユニットの圧縮機(コンプレッサー)の過電流を検知した場合に表示されます。
圧縮機は、空気中の熱を取り込んで冷媒を圧縮し、お湯を沸かすための熱を作り出す、エコキュートの心臓部ともいえる重要な部品です。この圧縮機に通常よりも大きな電流が流れると、システム保護のために運転が停止し、「E51」エラーとして表示されます。
考えられる主な原因
- 圧縮機(コンプレッサー)自体の故障:
- 経年劣化や部品の摩耗により、圧縮機内部に機械的な負荷が増加し、過電流が発生している。
- 圧縮機内のモーターや巻き線などの電気的な故障。
- 冷媒回路の異常:
- 冷媒不足: 冷媒ガスが漏れて不足していると、圧縮機に過度な負担がかかり、過電流の原因となることがあります。
- 詰まり: 冷媒回路内に詰まりが発生し、冷媒の流れが滞ることで、圧縮機に負担がかかっている。
- インバーター基板の故障:
- 圧縮機の駆動を制御しているインバーター基板が故障し、圧縮機に不安定な、または過剰な電流を供給している可能性があります。
- 電源電圧の異常:
- 稀なケースですが、エコキュートに供給される電源電圧が不安定であったり、規定値から大きく外れていたりする場合にも、過電流エラーが発生することがあります。
対処法
エラーコード「E51」は、エコキュートの核となる部品(圧縮機やインバーター基板)に関する深刻な異常を示すため、お客様ご自身での対処はできません。感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対にヒートポンプユニットの分解や修理を試みないでください。
まずは、以下の簡単なリセット操作をお試しください。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュート専用のブレーカー(通常は分電盤内、またはエコキュート近くの屋外にある)を一度「OFF」にします。
- 5分~10分程度待ってから、再度「ON」に戻します。
- リセット後、エラーが解消し、ヒートポンプユニットが再起動するか確認してください。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットを行ってもエラーがすぐに再発する場合や、ヒートポンプユニットが全く動作しない場合は、必ず専門の業者に点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E51」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクやヒートポンプユニットに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:お湯を使用中に突然、朝起きたら、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
