エラー対処法
2025.09.22コロナエコキュート エラーコード「E44」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートのエラーコード「E44」は、主に中温水混合弁(中温水取出弁)の異常を検知した場合に表示されます。
エコキュートは、貯湯タンクに貯めた高温のお湯を、給湯時に水と混ぜることで設定した温度のお湯を作ります。このプロセスを効率化するために、中間の温度のお湯(中温水)を取り出すための弁が搭載されています。この弁に不具合が生じると、エコキュートが正常に給湯できなくなり、エラーが表示される仕組みになっています。
考えられる原因
- 中温水混合弁の故障:
- 経年劣化: 長期間の使用により、弁がスムーズに動かなくなることがあります。
- 異物混入: 水道水中のスケール(水垢)やサビなどが弁に詰まり、動作不良を引き起こすことがあります。
- 固着: 長期間エコキュートを使用しなかった場合などに、弁が固着してしまうことがあります。
- 配線の不良:
- 弁につながる配線が断線している、または接続部分が緩んでいるなど、電気的な問題がある場合があります。
- 制御基板の故障:
- 弁を制御するエコキュート本体の制御基板に異常が発生している可能性もあります。
対処法
「E44」エラーは、基本的にお客様ご自身で解決できる可能性が低いエラーです。弁の交換や配線の点検には専門知識が必要なため、無理に自分で対処しようとせず、以下の手順で専門業者に連絡することをおすすめします。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュートのブレーカーを一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的なシステムエラーが解消される場合があります。しかし、この方法でエラーが改善しない場合は、部品の故障である可能性が高いです。
- お湯は使える場合もあるが注意が必要:
- エラーが表示されていても、エコキュートは中温水混合弁を使わずに代替運転を行うことで、設定温度での給湯が可能となる場合があります。しかし、これは一時的な対処であり、根本的な解決にはなりません。部品が破損している可能性もあるため、そのまま使用を続けると、故障が悪化するリスクがあります。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットを試してもエラーが解消しない場合や、エラーが頻発する場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E44」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況
- ご自身で試した対処法とその結果
その他
- 使用年数: エコキュートの寿命は一般的に10年~15年とされています。もしエコキュートの設置から10年以上経過している場合、経年劣化による故障の可能性が高まります。修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートへの交換も視野に入れることをおすすめします。
- 保証期間: メーカー保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。保証書を事前に確認しておきましょう。
「E44」エラーは、エコキュートの重要な給湯機能に関わる部品の異常を示すため、放置せず早めに専門家による診断を受けることが重要です。ご自身での分解や修理は感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。