エラー対処法
2025.09.12コロナエコキュート エラーコード「E38」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートのエラーコード「E38」は、ヒートポンプバイパス弁の故障を検知した場合に表示されます。
ヒートポンプバイパス弁とは
ヒートポンプバイパス弁は、エコキュートの心臓部であるヒートポンプユニットと貯湯ユニットの間で、お湯を沸かすための熱交換を制御する重要な部品です。この弁が正常に機能しないと、効率的にお湯を沸かすことができなくなったり、給湯や追いだきなど、エコキュートの機能が正常に利用できなくなったりします。
考えられる原因
- 弁の固着・動作不良: 長年の使用により、弁内部の部品が固着したり、摩耗したりして、開閉が正常に行われなくなることがあります。
- 電気的な故障: 弁を動かすための電磁部分や、それにつながる配線に断線や接触不良などの問題が生じている可能性があります。
- 制御基板の故障: 弁の動作を制御しているエコキュート本体の基板に異常がある場合、弁が正常に作動しないことがあります。
対処法
「E38」エラーは、基本的にお客様ご自身で解決できるケースが非常に少ないエラーです。ヒートポンプユニット内部の部品に関わる問題であるため、専門的な知識と技術が必要となります。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- 一時的なシステムエラーである可能性もゼロではありません。エコキュートのブレーカー(通常は分電盤内)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻してみてください。
- この操作でエラーが消えれば、一時的な誤作動だった可能性が高いです。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットを試してもエラーが解消しない、または再発する場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E38」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:いつから、お湯を使っている最中に、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 使用年数: エコキュートの設置から10年以上が経過している場合、経年劣化による部品の故障の可能性が高まります。修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートへの交換も検討することをおすすめします。
- 保証期間: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
「E38」エラーは、お湯の供給に直接関わるヒートポンプユニットの重要な部品の異常を示すため、放置せずに早急に専門家による診断を受けることが重要です。ご自身での分解や修理は感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。