エラー対処法
2025.09.08コロナエコキュート エラーコード「E35」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート「E35」エラーコードの原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E35」は、貯湯ECU(電子制御ユニット)の異常検知を示しています。ECUは、エコキュート全体の制御を司る重要な部品であり、この部分に何らかの不具合が発生していることを意味します。
考えられる原因
「E35」エラーが発生する主な原因としては、以下のものが考えられます。
- ECU本体の故障:
- 経年劣化や過負荷により、ECU自体が正常に機能しなくなることがあります。
- ECU内部の電子部品が破損したり、回路がショートしたりしている可能性もあります。
- 配線の断線や接触不良:
- ECUと各部品を繋ぐ配線が断線していたり、コネクタ部分の接続が悪くなっていたりする場合があります。
- その他の部品の不具合:
- 電磁弁、基板、レベルスイッチの不良: これらの部品の不具合がECUに影響を与え、エラーを引き起こすことがあります。
- 配水管の詰まり: 配水管にゴミや異物が詰まり、水の流れが妨げられることで、ECUが異常と判断する場合があります。
対処法
「E35」エラーは、ご自身で簡単に解決できる可能性が低いエラーです。ECUはエコキュートの心臓部とも言える部品であり、その修理には専門的な知識と技術が不可欠です。したがって、無理に自分で対処しようとせず、以下の手順で専門業者に連絡することをおすすめします。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- まずは、エコキュートのブレーカー(通常は分電盤内)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的なシステムの誤作動が解消されることがあります。
- ただし、ECU本体の故障が原因の場合、この方法ではエラーが消えないことがほとんどです。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もエラーが消えない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E35」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:いつから、お湯を使っている最中に、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 使用年数: エコキュートの設置から10年以上が経過している場合、部品の経年劣化による故障の可能性が高まります。ECUのような重要部品の交換は高額になることが多く、修理費用によっては新しいエコキュートへの交換も検討することをおすすめします。
- 保証期間: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
「E35」エラーは、エコキュートの運転停止につながる深刻な問題を示しているため、放置せず早めに専門家による診断を受けることが重要です。ご自身での分解や修理は感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。