エラー対処法
2025.09.07コロナエコキュート エラーコード「E34」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート「E34」エラーコードの原因と対処法
CORONAエコキュートの「E34」エラーコードは、**「HP(ヒートポンプ)出口温度異常」**を意味します。このエラーは、ヒートポンプユニットの出口側にある温度センサーが、異常な高温を検知した際に表示されます。
考えられる原因
- ヒートポンプユニットの不具合:
- 圧縮機やファンモーター、冷媒回路の不具合により、正常な運転ができず、異常な高温を発生させている可能性があります。
- 冷媒ガスの不足または過充填:
- 冷媒ガスが不足していると、冷媒回路内の圧力が低下し、効率的な熱交換ができなくなります。また、冷媒ガスが過剰に入っている場合も、圧縮機に負担がかかり、異常な高温を発生させることがあります。
- 配管の詰まり:
- ヒートポンプユニットと貯湯タンクをつなぐ配管に、水垢や異物が詰まっている可能性があります。これにより、水の流れが悪くなり、ヒートポンプ内で異常な高温が発生します。
- 給水系の問題:
- 給水が止まっている、または給水量が極端に少ない場合、ヒートポンプユニット内で熱交換がうまく行われず、出口温度が異常に上昇することがあります。
- 温度センサーの故障:
- 温度を検知するサーミスタ自体が故障し、誤った高温を検知している可能性も考えられます。
対処法
「E34」エラーは、エコキュートの心臓部ともいえるヒートポンプユニットの異常を示すため、お客様ご自身で解決できるケースはほとんどありません。無理に自分で対処しようとすると、故障を悪化させたり、感電などの危険を伴ったりする可能性があります。
- エコキュートの電源をリセットする:
- まず、エコキュート専用のブレーカーを「OFF」にして、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的なシステムエラーが解消される場合があります。
- リセット後、エラーが再発しないか確認してください。
- 給水状態の確認:
- エコキュートの給水元栓が閉まっていないか、水道が断水していないかを確認してください。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットや給水確認を行ってもエラーが解消しない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- **エラーコード「E34」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:お湯を使っている最中に、朝起きたら、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 使用年数: エコキュートは、一般的に10年~15年が交換の目安とされています。使用年数が長い場合、経年劣化による故障の可能性が高まり、修理費用も高額になることがあります。修理の見積もりを依頼する際に、買い替えも視野に入れて相談してみると良いでしょう。
- 保証期間: メーカーや販売店の保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。保証書を事前に確認しておくことをお勧めします。
「E34」エラーは、深刻な故障のサインである可能性が高いため、放置は絶対に行わないでください。 専門の技術者による診断と修理が必要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
