エラー対処法
2025.11.01コロナエコキュート エラーコード「E17」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「H17」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H17」は、主にヒートポンプユニット側の過電流検知異常またはヒートポンプユニットの制御異常を示しています。
このエラーは、エコキュートのお湯を作る心臓部であるヒートポンプユニットで、通常では考えられないほど大きな電流が流れたり、ユニットを制御するインバーター回路などに異常が発生したりした場合に表示されます。
考えられる主な原因
- ヒートポンプユニット内部の部品の故障(最も可能性が高い):
- インバーター回路の故障: ヒートポンプのコンプレッサー(圧縮機)を制御する基板や部品(IGBTなど)が故障し、異常な電流が流れた。
- コンプレッサー自体の異常: 圧縮機がロックするなどして、起動時に過大な電流を消費している。
- 電気的なショート: 内部の配線や部品の一部で短絡(ショート)が発生している。
- 電源電圧の異常:
- 稀なケースですが、エコキュートに供給されている電源電圧が不安定になったり、一時的に過電圧になったりした場合に、安全装置としてエラーを検知することがあります。
- 制御基板の故障:
- ヒートポンプユニット内の制御基板が故障し、実際の状態とは異なる異常を検知した(誤検知)可能性があります。
対処法
「H17」エラーは、ヒートポンプユニットの内部回路や重要部品の異常を示すため、お客様ご自身での対処は非常に困難かつ危険です。感電の危険性もあるため、絶対にヒートポンプユニットのカバーを開けたり、内部に触れたりしないでください。
取るべき対処は、以下の手順のみです。
- エコキュートの電源リセットを試す(一時的なリセット):
- 貯湯ユニット側にあるエコキュート専用のブレーカーを一度「OFF」にします。
- 数分間(5分程度)待機します。
- 再度ブレーカーを「ON」に戻します。
- この操作でエラー表示が消え、正常に運転を再開すれば、一時的な誤作動であった可能性があります。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もすぐに「H17」エラーが再表示される場合や、エラーが消えない場合は、ヒートポンプユニットの深刻な故障が考えられます。
- 速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H17」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが表示された状況(例:沸き上げ中に発生した、朝起きたら出ていた、など)
- 電源リセットを試した結果
その他
- 修理費用: ヒートポンプユニットのインバーター基板やコンプレッサーの交換が必要になることが多く、修理費用は高額になる傾向があります。
- 使用年数: エコキュートの使用年数が長い場合(一般的に10年超)、修理費用と今後の故障リスクを考慮し、本体の交換(買い替え)も視野に入れることをおすすめします。
- 保証期間: 保証期間内であれば、無償修理の対象となる可能性がありますので、必ず保証書を確認してください。
「H17」エラーは、エコキュートが最も重要な「お湯を沸かす」機能を停止させるエラーです。安全のためにも、速やかに専門家による診断を受けてください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
