エラー対処法
2025.08.08コロナエコキュート エラーコード「E16」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「E16」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E16」は、湯はり高温異常を検知した場合に表示されます。これは、浴槽へのお湯はり中に、設定温度よりも極端に高い温度のお湯が供給されたことをエコキュートが検知し、安全のために運転を停止した状態を示しています。
考えられる原因
- 湯はり電磁弁の不具合:
- 湯はり電磁弁は、貯湯タンクからの高温のお湯と水を混ぜ合わせ、設定温度のお湯を浴槽に供給する役割を担っています。この弁が故障して、高温のお湯しか出せない状態になっている可能性があります。
- ミキシング弁の不具合:
- 湯温を調整するミキシング弁が正常に動作せず、高温のままのお湯が供給されている可能性があります。
- 配管の詰まりや異物混入:
- 湯はり配管内に異物(スケールやサビなど)が詰まり、お湯と水の混合が適切に行われないことで、湯温が急上昇することがあります。
- 温度センサーの故障:
- 浴槽へのお湯の温度を検知するセンサー(サーミスタ)が故障し、実際には適温であるにもかかわらず、高温であると誤って検知している可能性があります。
- 制御基板の故障:
- エコキュート全体の動作を制御する基板に異常が生じ、誤った制御命令を出している可能性があります。
対処法
「E16」エラーは、給湯温度が危険なレベルに達している可能性を示すため、お客様ご自身での安易な対処は推奨されません。熱湯による火傷などの危険性があるため、以下の手順で専門業者に連絡することが最も安全で確実です。
- 直ちに使用を中止する:
- エラーが表示された場合は、リモコンの運転スイッチを「切」にし、お湯の使用を直ちに中止してください。熱湯が出る可能性があるため、絶対に浴槽に入ったり、シャワーを使ったりしないでください。
- リモコンの表示を確認する:
- エラーコード「E16」がリモコンに表示されていることを確認します。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E16」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された状況(例:湯はり中に、など)
- お湯の温度が異常に高かったかどうかの確認
その他
- 保証期間の確認: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
- 経年劣化: エコキュートは一般的に10年~15年が交換目安とされています。使用年数が長い場合は、部品の経年劣化による故障の可能性が高く、修理費用が高額になる場合もあります。その際は、買い替えも視野に入れることをおすすめします。
「E16」エラーは、火傷や家屋への損害につながる可能性がある重大なエラーです。絶対に放置せず、ご自身で分解や修理を試みず、速やかに専門業者に連絡してください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。