エラー対処法
2025.08.07コロナエコキュート エラーコード「E15」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートのエラーコード「E15」は、ふろサーミスタの故障を検知した場合に表示されます。ふろサーミスタとは、浴槽の循環口付近にある、お湯の温度を検知するためのセンサーです。このセンサーが正常に機能しないと、エコキュートは浴槽内のお湯の温度を正確に把握できず、湯はりや追いだきなどの動作に支障をきたすため、安全のために運転を停止させます。
考えられる原因
- サーミスタ(温度センサー)本体の故障:
- 長期間の使用による経年劣化で、センサー自体が破損したり、精度が低下したりすることがあります。
- 内部の断線やショートなど、電気的な故障も考えられます。
- 配線の不良:
- サーミスタとエコキュート本体を繋ぐ配線が断線している、または接続部分が緩んでいる、腐食しているなどの問題がある場合があります。
- 制御基板の故障:
- サーミスタからの信号を処理し、エコキュート全体の動作を制御する基板に異常が生じている可能性もあります。
対処法
「E15」エラーは、基本的にお客様ご自身で解決できるケースが少ないエラーです。専門知識と専用の工具が必要になるため、無理に自分で対処しようとせず、以下の手順で専門業者に連絡することをおすすめします。
- 取扱説明書を確認する:
- まず、エコキュートの取扱説明書を確認してください。エラーコードの詳細や、簡易的なリセット方法が記載されている場合があります。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- エコキュートのブレーカー(通常は分電盤内)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的なシステムエラーが解消されることがあります。ただし、「E15」のようなセンサー系のエラーでは、この方法で改善しないことが多いです。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 上記の電源リセットを試してもエラーが解消しない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E15」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:いつから、お湯を使っている最中に、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 使用年数: エコキュートの設置から10年以上が経過している場合、部品の経年劣化による故障の可能性が高まります。修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートへの交換も検討することをおすすめします。
- 保証期間: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
「E15」エラーは、お湯の温度管理に重要なセンサーの異常を示すため、放置せず速やかに専門家による診断を受けることが重要です。ご自身での分解や修理は感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。