エラー対処法
2025.10.23コロナエコキュート エラーコード「E12」が表示された原因と対処法について
CORONAエコキュート エラーコード「H12」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「H12」は、主にヒートポンプユニットの圧力に関する異常、具体的には高圧スイッチの作動を検知した場合に表示されます。
高圧スイッチは、ヒートポンプ内の冷媒ガスの圧力が異常に高くなった際に、安全のために回路を遮断するための保護装置です。このスイッチが作動すると、エコキュートは運転を停止し、エラーを表示します。
考えられる原因
「H12」エラーが発生する主な原因としては、ヒートポンプユニット内部の過剰な負荷や冷媒回路の異常が挙げられます。
- 冷媒量の異常:
- 冷媒ガスの過充填: 設置時や修理時に冷媒が規定量よりも多く充填されている場合に、圧力が上がりやすくなります。
- 冷媒漏れ: 冷媒が不足している場合でも、冷媒回路のバランスが崩れ、部分的に異常高圧になることがあります。
- 圧縮機の異常:
- 圧縮機(コンプレッサー)の動作不良や焼き付きなどにより、冷媒の圧縮がうまくいかず、異常な圧力がかかることがあります。
- 熱交換器の汚れや詰まり:
- ヒートポンプユニット内の熱交換器に汚れや異物が付着・詰まり、熱交換が効率的に行えないことで、冷媒の圧力が異常に高くなることがあります。
- ファンモーターの異常:
- ヒートポンプユニットのファンモーターの故障により、十分な放熱・吸熱ができず、冷媒の圧力が上昇してしまうことがあります。
- 一時的な過負荷:
- 外気温が非常に高い時や、何らかの原因で一時的に運転に負荷がかかりすぎた場合。
対処法
「H12」エラーは、ヒートポンプユニットの内部で発生している深刻な異常を示しており、お客様ご自身で解決できるケースはほとんどありません。 内部の冷媒回路に関わるため、専門的な知識と工具、そして冷媒ガスの取り扱い資格が必要です。
- 電源リセットを試みる (一時的な対処):
- エコキュートの**ブレーカーを一度「OFF」**にし、**数分待ってから再度「ON」**に戻します。これにより、高圧スイッチがリセットされ、一時的な誤作動や軽度の過負荷であればエラーが解消され、運転を再開する可能性があります。
- ただし、これは一時的な対処であり、根本的な原因が解消されていない場合は、すぐにエラーが再発します。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセット後もエラーがすぐに再発する場合や、お湯が使えない状態が続く場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
- エラーコード「H12」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番
- エラーが発生した時の状況(外気温、使用状況など)
- 試した対処法(ブレーカーリセットなど)とその結果
その他
- 危険性: ヒートポンプユニット内部は高圧冷媒が循環しており、非常に危険です。絶対にヒートポンプユニットのカバーを開けたり、ご自身で修理を試みたりしないでください。
- 修理費用: 冷媒回路や主要部品の故障である可能性が高いため、修理費用は比較的高額になることが多いです。保証期間を確認し、保証対象外の場合は見積もりを依頼してください。
「H12」エラーは、ヒートポンプユニットの心臓部に近い部分の異常を示すため、安全のためにも早急に専門家による診断・修理が必要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。
