エラー対処法
2025.08.03コロナエコキュート エラーコード「E12」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「E12」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E12」は、給湯温度高温の故障を検知した場合に表示されます。これは、設定温度よりも大幅に高い温度のお湯が給湯口から出てくる可能性がある、あるいはシステム内部で異常な高温状態が検知されたことを示しています。
考えられる原因
- 給湯ミキシング弁の不具合:
- 給湯ミキシング弁は、貯湯タンク内の高温のお湯と水を混ぜて、設定温度のお湯を作る重要な部品です。この弁が固着したり、制御不良を起こしたりすると、水が十分に混ざらず、設定温度より高いお湯が出てしまうことがあります。
- 水垢や異物が弁に詰まることも原因となります。
- 給湯サーミスタ(温度センサー)の不具合:
- 給湯されるお湯の温度を測るセンサーが故障し、誤った温度情報を制御基板に送っている可能性があります。
- 制御基板の故障:
- 給湯ミキシング弁や温度センサーからの信号を正しく処理できず、高温のお湯を供給するよう制御している可能性があります。
- 配管内の不具合:
- ごく稀に、配管内部で何らかの異常が起き、設定温度以上の高温のお湯が供給されてしまうことがあります。
対処法
「E12」エラーは、やけどの危険を伴う可能性があるため、お客様ご自身での安易な対処は避けるべきです。以下の手順で安全を確保し、専門業者に連絡することをおすすめします。
- お湯の使用を停止する:
- エラーが表示されている間は、熱いお湯が出てくる可能性があるため、給湯器を使用しないでください。
- 蛇口からお湯が出てくる可能性がある場合は、火傷に注意し、水栓を操作してください。
- エコキュートの電源リセットを試す(一時的な対応):
- エコキュートのブレーカーを一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻してください。これにより、一時的なシステムエラーが解消され、エラー表示が消える場合があります。
- ただし、この方法でエラーが解消しても、再発する可能性が高いため、根本的な原因究明が必要です。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- 電源リセットでエラーが消えない場合や、再度同じエラーが発生した場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡して、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E12」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:いつから、お湯を使っている最中に、など)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 保証期間の確認: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
- 経年劣化: エコキュートの設置から10年以上が経過している場合、部品の経年劣化による故障の可能性が高まります。修理費用が高額になる場合は、新しいエコキュートへの交換も検討することをおすすめします。
「E12」エラーは、火傷や給湯システムの故障につながる可能性があるため、放置せず速やかに専門家による診断を受けることが重要です。ご自身での分解や修理は感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。