エラー対処法
2025.07.25コロナエコキュート エラーコード「E05」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートの「E05」エラーコードは、主に貯湯タンク内の温度を測るセンサー(缶体サーミスタ)または水位を測るセンサー(水位サーミスタ)の異常を示しています。具体的なサーミスタの番号は機種によって異なる場合がありますが、多くの場合「缶体サーミスタ5」または「水位サーミスタ4」に関連しています。
E05エラーの原因
E05エラーが発生する主な原因としては、以下のものが考えられます。
- サーミスタ(センサー)自体の故障:
- 経年劣化により、センサーの精度が落ちたり、完全に故障したりすることがあります。
- 水垢やスケールなどが付着し、センサーが正しく温度や水位を検知できなくなっている可能性もあります。
- 配線の不良・接続不良:
- サーミスタにつながる配線が断線している、またはコネクタ部分が緩んで接触不良を起こしている可能性があります。
- 動物(ネズミなど)による配線の損傷も考えられます。
- 制御基板の故障:
- サーミスタからの信号を受け取り、エコキュートの動作を制御する基板自体に異常が発生している可能性もあります。
E05エラーの対処法
E05エラーが表示された場合、お客様ご自身で試せる対処法は限られています。
- エコキュートの電源リセット:
- 貯湯タンクユニットのブレーカー(通常は分電盤内にあるエコキュート専用のブレーカー)を一度「OFF」にし、数分(5分程度)待ってから再度「ON」に戻します。
- これにより、一時的なシステムエラーや誤作動が解消されることがあります。
上記の方法を試してもエラーが解消しない場合、または繰り返しエラーが表示される場合は、お客様ご自身での対処は困難です。専門業者による点検・修理が必要です。
専門業者に依頼すべきケース
- ブレーカーのリセット後もすぐに「E05」エラーが再表示される。
- エラーが頻繁に発生する。
- お湯が出ない、お湯の温度が不安定など、エコキュートの運転に明らかな異常がある。
専門業者への連絡時に伝えること
CORONAエコキュートの修理は、お買い上げの販売店、またはコロナサービスセンターに依頼してください。連絡する際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- エコキュートの機種名と型番: 貯湯タンクの側面などに記載されています。
- エラーコード「E05」
- エラーが発生した時の状況: いつからエラーが表示されたか、どのような状況でエラーが発生したか(例:朝起きたら出ていた、お湯を使っている途中など)。
- 試した対処法とその結果: 例:ブレーカーのリセットを試したが、改善しなかったなど。
その他
- 保証期間の確認: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書を確認してください。
- 経年劣化: エコキュートは一般的に10年~15年が交換目安とされています。使用年数が長い場合、今回のセンサー故障以外にも他の部品の劣化が進んでいる可能性があり、修理費用が高額になることもあります。その場合は、修理よりも本体の買い替えを検討した方が、結果的に経済的である場合もあります。
「E05」エラーは、温度や水位を正確に検知できないために発生するエラーであり、放置するとエコキュートが正常に動作しなくなる可能性があります。ご自身での分解や修理は、感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。