エラー対処法
2025.07.21コロナエコキュート エラーコード「E02」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「E02」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E02」は、貯湯タンクの出湯温度を検知するサーミスタ(センサー)の異常、またはヒートポンプユニットの出湯温度サーミスタの異常を示しています。このサーミスタは、お湯の温度を正確に把握し、給湯温度を適切に制御するために非常に重要な部品です。このセンサーに異常があると、エコキュートが正しい温度を認識できなくなり、エラーが発生します。
考えられる原因
「E02」エラーが発生する主な原因としては、以下のものが挙げられます。
- サーミスタ自体の故障:
- 経年劣化: 長期間の使用により、サーミスタ内部の部品が劣化し、正確な温度を測定できなくなることがあります。
- 断線やショート: サーミスタ内部の配線が断線したり、ショートしたりすることで、信号が正しく送られなくなる場合があります。
- サーミスタの配線不良:
- サーミスタとエコキュート本体を繋ぐ配線が、断線していたり、コネクタ部分の接続が緩んでいたりする可能性があります。
- 小動物(ネズミなど)によるかじりや、外部からの物理的な損傷も考えられます。
- 制御基板の故障:
- サーミスタからの信号を受け取り、エコキュート全体を制御する基板に異常が発生している可能性があります。これにより、サーミスタが正常であっても、誤った情報として認識されエラーが表示されることがあります。
対処法
「E02」エラーが表示された場合、ご自身でできる簡単な対処法は以下の通りです。
- エコキュートの電源リセット:
- エコキュート専用のブレーカー(通常は分電盤内、またはエコキュート本体近くにある場合もあります)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。
- これにより、一時的な電気的な誤作動やシステムエラーが解消され、エラーが消えることがあります。リセット後、エラーが消えて正常に運転できるようであれば、一時的なものだった可能性が高いです。
- リモコンのリセット:
- リモコンの電池を抜き差しする、またはリセットボタンがある場合は押してみるなど、リモコン自体をリセットすることで、表示上の不具合が解消される場合があります。
上記の方法を試してもエラーが解消しない場合、または頻繁にエラーが発生する場合は、専門業者による点検・修理が必要です。
専門業者に依頼すべきケース
- 電源リセット後もすぐに「E02」エラーが再表示される。
- お湯の温度が異常に高かったり、冷たかったりするなど、給湯が不安定になる。
- お湯が全く出なくなる。
専門業者への連絡時に伝えること
CORONAエコキュートの修理は、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターへ依頼してください。連絡する際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- エコキュートの機種名と型番: 貯湯タンクの側面などに記載されています。
- エラーコード「E02」
- エラーが発生した時の状況: いつから、どのような状況でエラーが発生したか(例:お湯を使っている最中、朝起きたらなど)。
- 試した対処法とその結果: 例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など。
その他
- 保証期間の確認: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書を確認してください。
- 経年劣化: エコキュートは一般的に10年~15年が交換目安とされています。使用年数が長い場合は、サーミスタ以外の部品も劣化している可能性があり、修理費用が高額になることもあります。その場合は、修理よりも本体の買い替えを検討した方が良い場合もあります。
「E02」エラーは、お湯の温度制御に関わる重要な部品の異常を示すため、放置せず早めに専門業者に相談することが重要です。ご自身での分解や修理は感電や部品の損傷のリスクがあるため、絶対に行わないでください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。