エラー対処法
2025.07.19コロナエコキュート エラーコード「C07」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートのエラーコード「C07」は、主に床暖房用の循環液の不足を検知した場合に表示されます。これは、エコキュートが床暖房システムと連携している場合に発生するエラーで、床暖房に必要な熱を運ぶ循環液が不足していることを示唆しています。
考えられる原因
- 循環液の不足:
- 床暖房配管や熱源機からの微細な漏れ。
- 長期間の使用による自然な蒸発や減少。
- 設置時の初期充填不足。
- エア噛み:
- 循環液の配管内に空気が入り込み、循環が妨げられている状態。
- 循環ポンプの不具合:
- 床暖房用の循環ポンプが故障しているか、正常に動作していない。
- センサーの故障:
- 循環液の量を検知するセンサー自体が故障している。
対処法
C07エラーが表示された場合、ご自身でできることは限られており、基本的には専門業者による点検・修理が必要となります。
- エラーのリセット(強制解除)を試す:
- 一時的な誤作動の可能性もあるため、まずはリモコンでのエラーリセット(強制解除)を試してみてください。
- コロナ製エコキュートのリモコンでのエラーリセット方法は、一般的に以下の操作で行えます。
- 台所リモコン: 「運転モード」ボタンと「予約」ボタンを同時に5秒以上長押し。
- 浴室リモコン: 「給湯温度▼」ボタンと「ふろ温度▲」ボタンを同時に5秒以上長押し。
- リモコン操作で消せない場合は、貯湯タンクにある漏電遮断器の電源を一度切り、再度入れ直すことも有効です。
- ただし、このリセットはあくまでエラー表示を消すだけで、根本的な原因が解決しない限り再発する可能性が高いです。
- 専門業者への点検・修理依頼:
- リセットしてもエラーが再発する場合や、床暖房が正常に動作しない場合は、速やかにお買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡し、点検・循環液の補充、または修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
連絡する際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- エラーコード「C07」が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載)
- エラーが表示された時期と状況(例:昨日から、床暖房を使用中に表示された、など)
- ご自身で試した対処法とその結果
その他
- 暖房運転の継続: C07エラーが表示されても、多くの場合、エコキュートの給湯機能自体は継続して使用できることがあります。しかし、床暖房は正常に機能しない可能性が高いです。
- 保証期間の確認: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書を確認してください。
- 経年劣化: エコキュートは一般的に10年〜15年が交換目安とされています。使用年数が長い場合、循環液の減少だけでなく、他の部品の劣化も考えられるため、修理費用が高額になることもあります。その場合は、修理よりも本体の買い替えを検討した方が良い場合もあります。
C07エラーは、床暖房の快適性に影響を与えるだけでなく、放置するとシステム全体の故障につながる可能性もあります。ご自身で循環液の補充や配管の確認を行うのは専門知識が必要で危険を伴うため、必ずプロに任せるようにしてください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。