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2025.07.11エコキュートの故障に伴う内容を解説します
エコキュートの故障は、生活に直結する大きな問題ですね。症状、原因、寿命、修理費用について詳しくご説明します。
エコキュートの主な故障症状
エコキュートの故障や寿命が近づくと、様々な症状が現れます。
- お湯が出ない・お湯の温度が安定しない
- 水しか出ない、またはお湯も水も出ない。
- 設定温度になかなか達しない、温度が一定に保てない。
- お湯がぬるい、熱すぎるなど、湯温にムラがある。
- 浴槽のお湯張りの量が安定しない、お湯が溢れる、または設定量まで貯まらない。
- お湯が止まらない。
- 追い焚きや自動湯張りができない。
- 単純にお湯切れの場合もありますが、ヒートポンプや貯湯タンクの劣化、給湯制御弁や通水弁の不具合、水位センサーの故障などが考えられます。
- 異音がする
- 「キュルキュル」「キュッキュッ」といった異音:加圧ポンプの不具合の可能性があります。
- 「ゴー」「ウー」といった唸るような異音:空気を排出するモーターの不具合の可能性があります。
- ヒートポンプユニットからの異常音や振動。
- 水漏れがある
- 貯湯タンクや配管、ヒートポンプユニットからの水漏れ。
- タンク内部の腐食や亀裂、配管の接続不良、劣化、緩みなどが原因として考えられます。
- エラーコードが頻繁に表示される
- リモコンにエラーコードが頻繁に表示される場合、何らかの異常が発生しています。取扱説明書でエラーコードの内容を確認し、適切な対処が必要です。
- リモコン操作が不安定・反応が鈍い
エコキュートの故障原因
故障の原因は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。
- 経年劣化
- エコキュートの部品は消耗品であり、長年の使用により劣化します。これが最も一般的な故障原因です。
- 特にヒートポンプユニットや貯湯タンク内部の部品の劣化。
- メンテナンス不足
- 貯湯タンクやヒートポンプユニットの定期的な水抜きを怠ると、水道水に含まれる不純物(スケールなど)が溜まり、故障の原因になります。
- 浴槽の循環口の汚れも、お湯の不調につながることがあります。
- 設置環境
- ヒートポンプユニットの吸込口や吹出口の周りに障害物があると、空気の循環が阻害され、効率が低下したり故障につながったりします。
- 積雪や凍結によるファンロックも故障の原因となります。
- 地域環境に適したエコキュートを使用していない場合も、トラブルの原因になることがあります。
- 不適切な使用
- メーカーが推奨しない入浴剤(特に濁り湯)の使用は、配管の詰まりや腐食を引き起こす可能性があります。
- 長期不在時に電源を切らないと、凍結のリスクが高まる場合があります(冬場は電源を切らない方が良い場合もあります)。
- 初期不良や施工ミス
- ごく稀に、製造工程でのミスによる初期不良や、設置時の施工業者のミスが原因で故障が発生することもあります。
エコキュートの寿命
エコキュートの一般的な寿命は10年が目安とされています。ただし、使用頻度やメンテナンス状況、設置環境によって前後することがあります。
- ヒートポンプユニット:平均寿命は約10年程度。
- 貯湯タンクユニット:平均寿命は10~15年と、ヒートポンプユニットよりも長めです。
寿命が近いサイン
- 使用開始から10年以上が経過している。
- 上記で挙げた故障症状が頻繁に発生する。
- 修理をしてもすぐに別の箇所が故障するなど、頻繁に修理が必要になる。
- メーカーの修理部品の製造・販売が終了している場合(製造終了から10年が目安)。
10年を超えて使用している場合は、突然の故障で生活に支障が出る前に、計画的な交換を検討することをおすすめします。
エコキュートの修理費用
エコキュートの修理費用は、故障箇所や部品によって大きく異なります。
修理と交換の判断基準
- 設置後10年未満で軽微な故障の場合:修理で対応できる可能性が高いです。
- 設置後10年以上経過している場合:修理費用が高額になる場合や、別の箇所が故障するリスクが高まるため、本体の交換も検討した方が良いでしょう。エコキュート本体の交換費用は、機種や容量にもよりますが、200,000円~700,000円程度が相場です(本体価格と工事費込み)。
寿命を延ばすための対策
エコキュートの寿命を少しでも延ばすためには、以下の点に注意しましょう。
- 定期的なメンテナンス
- 貯湯タンクの水抜き・内部洗浄:年に2~3回程度、取扱説明書に従って水抜きを行い、タンク内の不純物を排出します。
- 逃し弁の点検:年に2~3回程度、逃し弁のレバーを操作し、排水ができるか確認します。
- 浴槽の循環口の清掃:汚れが溜まらないようにこまめに掃除しましょう。
- 漏電遮断機の作動テスト:定期的に作動確認を行います。
- 配管接続部の確認:水漏れがないか、緩みがないかなどを目視で確認します。
- 設置環境の整備
- ヒートポンプユニット周辺に物を置かず、吸込口や吹出口を塞がないようにします。
- 積雪地域では、ファン周辺の除雪をこまめに行いましょう。
- 適切な使用
- メーカーが推奨する入浴剤を使用しましょう。
- 長期不在にする場合、冬場は凍結防止のため電源を切らない方が良い場合がありますが、基本的には電源を切ることで機械への負担を減らせます。取扱説明書を確認してください。
故障かなと思ったら、まずはエコキュートのリモコンに表示されているエラーコードを確認し、取扱説明書で対処方法を調べてみましょう。自分で解決できない場合は、専門業者に点検・修理を依頼することが重要です。
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