エラー対処法
2025.08.11コロナエコキュート エラーコード「E18」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュート エラーコード「E18」の原因と対処法
CORONAエコキュートのエラーコード「E18」は、HP入水温サーミスタの故障を検知した場合に表示されます。
HP入水温サーミスタとは、ヒートポンプユニットへ入る水の温度を測定するセンサーのことです。ヒートポンプは、外気から熱を取り込み、その熱を利用してお湯を沸かしますが、この際に水の温度を正確に把握することが重要になります。このサーミスタが故障すると、正確な水の温度が検知できなくなり、効率的な沸き上げができなくなるため、安全装置としてエラーが表示されます。
考えられる原因
「E18」エラーが発生する主な原因としては、以下のものが考えられます。
- HP入水温サーミスタ自体の故障:
- 経年劣化によるセンサーの精度低下や破損。
- サーミスタ内部の断線やショートなどの電気的故障。
- 配線の不良:
- サーミスタと制御基板を繋ぐ配線が断線している、接続部分が緩んでいる、腐食しているなどの問題。
- 制御基板の故障:
- サーミスタからの信号を処理する制御基板に異常が生じ、誤ったエラーを表示している可能性。
- ヒートポンプユニットの凍結:
- 冬季に気温が著しく低下すると、ヒートポンプユニット内部の配管が凍結し、サーミスタが正確な温度を検知できなくなることがあります。ただし、このケースでは他の凍結に関するエラー(例えば「E21」など)と同時に表示されることが多いです。
対処法
「E18」エラーは、ヒートポンプユニットの内部にある部品の故障を示すため、お客様ご自身で解決できる可能性は極めて低いです。無理に自分で分解や修理を試みることは、さらなる故障や感電のリスクを伴うため、絶対に行わないでください。
以下の手順で専門業者に連絡し、点検・修理を依頼することをおすすめします。
- 取扱説明書を確認する:
- まず、エコキュートの取扱説明書を確認してください。エラーコードの簡単な説明や、緊急時の対処法が記載されている場合があります。
- エコキュートの電源リセットを試す:
- 一時的な誤作動の可能性を排除するため、エコキュートのブレーカーを一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。この方法でエラーが解消されない場合は、部品の故障である可能性が高いです。
- 専門業者に点検・修理を依頼する:
- お買い上げの販売店、またはコロナサービスセンターに連絡し、点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
スムーズな対応のために、以下の情報を準備しておくと良いでしょう。
- **エラーコード「E18」**が表示されていること
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)
- エラーが表示された時期と状況(例:いつから、どのような状況でエラーが表示されたか)
- ご自身で試した対処法(例:ブレーカーのリセットを試したが改善しなかった、など)
その他
- 保証期間の確認:
- エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
- 経年劣化:
- エコキュートの設置から10年以上が経過している場合、経年劣化による部品の故障の可能性が高まります。修理費用が高額になる場合は、本体の交換も視野に入れる必要があります。
「E18」エラーは、エコキュートの沸き上げ機能に直接関わるヒートポンプユニットの異常を示すため、放置せずに速やかに専門業者に相談することが重要です。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。