エラー対処法
2025.07.30コロナエコキュート エラーコード「E08」が表示された原因と対処法について

CORONAエコキュートのエラーコード「E08」は、主にふろ湯はりサーミスタの故障を示しています。
この「ふろ湯はりサーミスタ」は、浴槽にお湯を張る際に、お湯の温度を正確に検知するためのセンサーです。このセンサーに異常が生じると、エコキュートが正確な湯はり温度を判断できなくなり、エラーが表示される仕組みになっています。
考えられる原因
- ふろ湯はりサーミスタ自体の故障:
- 経年劣化によるセンサーの破損や精度の低下が考えられます。
- 内部の断線やショートなど、電気的な故障が発生している可能性もあります。
- 配線の不具合:
- サーミスタと制御基板をつなぐ配線が断線している、またはコネクタ部分の接続が緩んでいる、腐食しているなどの問題がある場合があります。
- センサー周辺の汚れや異物の付着:
- 浴槽の循環口付近にあるセンサーに、水垢やゴミ、入浴剤の残りなどが付着し、正確な温度測定が妨げられている可能性があります。
- 制御基板の故障:
- 非常に稀ですが、サーミスタからの信号を処理するエコキュート本体の制御基板に異常が生じている場合も考えられます。
対処法
「E08」エラーは、ご自身でできる簡単な確認と、専門業者による対応が必要なケースに分かれます。
- 浴槽の循環口の清掃:
- まず、浴槽の側面にあるお湯が出てくる口(循環口、アダプター)を確認してください。
- フィルターやカバーが取り付けられている場合は、取扱説明書に従って取り外し、ゴミや水垢が付着していないか確認します。
- 歯ブラシなどで丁寧に清掃し、目詰まりを解消してください。
- 清掃後、部品を元に戻し、再度湯はりを試してください。
- エコキュートの電源リセット:
- エコキュートのブレーカー(通常は分電盤内)を一度「OFF」にし、数分待ってから再度「ON」に戻します。これにより、一時的なシステムエラーや誤作動が解消されることがあります。
- 電源リセット後、再度湯はり運転を行い、エラーが解消されたか確認してください。
それでもエラーが解消しない場合
上記の対処を行っても「E08」エラーが解消されない場合は、サーミスタ本体や配線、制御基板などの内部的な故障の可能性が高いです。この場合は、お客様ご自身で修理することは困難であり、危険も伴うため、速やかに専門業者に点検・修理を依頼してください。
専門業者への連絡時に伝えること
コロナエコキュートの修理は、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターへ依頼してください。連絡する際は、以下の情報を用意しておくとスムーズです。
- **エラーコード「E08」**が表示されていること。
- エコキュートの機種名と型番(貯湯タンクの側面などに記載されています)。
- エラーが発生した時期と状況(例:いつから、お湯はり中に、など)。
- ご自身で試した対処法(例:循環口を清掃したが改善しなかった、ブレーカーのリセットを試したがエラーが消えなかった、など)。
その他
- 使用年数: エコキュートは一般的に10年~15年が交換目安とされています。使用年数が長い場合、経年劣化により他の部品も故障する可能性があり、修理費用が高額になることもあります。その場合は、修理よりも本体の買い替えを検討した方が良い場合もあります。
- 保証期間: エコキュートにはメーカー保証期間が設定されています。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性がありますので、保証書をご確認ください。
「E08」エラーは、快適なお湯はり機能に関わる重要な部品の異常を示します。放置せず、早めに適切な対処を行いましょう。ご自身での分解や修理は、感電や故障の悪化につながる危険があるため、絶対に行わないでください。
CORONA エコキュート お問い合わせ先
エラーが解消しない場合や、詳細な原因・対処法について問い合わせる際は、下記のコロナサービスセンターにご連絡ください。
コロナ サービスセンター 修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
- フリーダイヤル: 0120-919-302
- 携帯電話・PHS (有料): 0570-550-992
受付時間: 24時間・365日
インターネット修理依頼:
その他お問い合わせ:
- コロナストアお問い合わせ窓口: 0120-567-221 (平日 9:00~17:00、土日祝日・年末年始・お盆休みを除く)
エラーコードと合わせて、ご使用のエコキュートの型番をお伝えいただくと、よりスムーズな対応が可能です。型番は通常、貯湯タンクの側面などに記載されています。
ご自身で修理を試みるのは危険な場合がありますので、専門業者にご相談いただくことを強く推奨いたします。